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zoom RSS いつものザヒ節。エジプトミイラのDNA解析にザヒ・ハワス博士めっちゃ食いつくの巻

<<   作成日時 : 2017/06/21 00:10   >>

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一時期メディアの前から姿を消していたザヒ博士だが、エジプトが普通に軍政に戻ってからはまた表に出てくるようになっている。(エジプトの考古学は政治と密接に関連してるのでまぁそんなもんです…)

で、先日の↓この記事のネタにした論文にいつものザヒ節でガッツリ噛み付いてるのを見てしまった(笑) 

「古代エジプト人のミイラの遺伝情報調べたら近東人に近かった!」→ちょっと違います
http://55096962.at.webry.info/201706/article_1.html

(ネイチャージャパンの論文サマリーはこちら

【遺伝】古代エジプト人のミイラのゲノム解析
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/11918)


噛み付いてる記事

Not out of Africa?
http://english.ahram.org.eg/NewsContent/9/40/270666/Heritage/Ancient-Egypt/Not-out-of-Africa.aspx

"Egyptologist Zahi Hawass described the studies as “hallucinations” and told Al-Ahram Weekly that they were not accurate for several reasons."


hallucinations!

音声+映像つきで脳内に再生されたぞ、出たぞザヒ節だぁー
いやあ懐かしいなこのノリ! 革命前に戻ったかのようだ! ハハハ!

ザヒ博士曰く「分析に使われたミイラは粗製のグレコ・ローマン時代のものだし、元々ギリシャからやってきた異国人(プトレマイオス王朝の支配層はギリシャ系だから)なのでエジプト人の遺伝子を解析したとはいえない!」だそうな。いやーまぁ言いたいことは分からなくもないけれど、論文の中身を見る限りそれは議論の的が外れているとしか言いようが無い…。

ザヒ・ハワス博士といえば、10年ほど前にツタンカーメンとその家族について、ミイラからのDNA解析をやっている。
しかしその手法や強引な結論の出し方には反発があり、多くの反論論文が書かれ、今ではかなりの数の学者が結果に疑いを持つようになっている。自分もちょっと調べてみたが、サンプルの汚染が疑われる状況や、不適切な結果の補正は確かにあると思った。


ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(1) STR検査法とその使い方
http://55096962.at.webry.info/201604/article_20.html

ツタンカーメンの親子鑑定DNA解析に見る問題点(2) 科学の体裁を模した"解体ショー"
http://55096962.at.webry.info/201604/article_23.html


ザヒ・ハワスはそれらの反論をすべて一蹴し、お決まりの強い態度で批判し続けている。彼がエジプト考古学会の重鎮であり「権力者」なのは間違いなく、ツタンカーメンを含む王族のミイラのDNA解析にエジプト政府の許可が必要なのは確かな事実である。そしてその許可は、今の権力構造のままだと、外国隊に降りることは無い。

しかし、今回出てきたエジプトミイラのDNA解析は、新時代の新たな手法によってかつては不可能と考えられていた古代人のDNAサンプル採取の可能性を示している。
今回出た論文が古代エジプト人の人種や、集団の起源にまで迫るものではないことは読めば判るし、多くの学者たちもそう認識しているはずだ。だから結果を恐れることはないし、過剰に反論する必要もない。学者ならば、政治的な理由で真実への扉を閉ざしては欲しくない。

とどのつまり、ザヒ博士には「たまには少しその過激な口を控えてほしい」と言いたいわけである。

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