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zoom RSS エジプトで新たなピラミッド(?)が発見される。/アメニ・ケマウ王の名前入りブロックあり

<<   作成日時 : 2017/04/08 00:10   >>

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「新たなピラミッド(?)」とはてなをつけたのは、まだ発見された初期の段階で全容が見えていないにもかかわらずピラミッドと断定してしまっていること、ピラミッドなのに棺が写真の中に見当たらないこと、最近のエジプトさんは不確かな情報でもとにかく発表して人目を引きたがる方向になっていて今回もちょっと怪しい気がしたので念のため。ちなピラミッドじゃなかった場合は、葬祭殿、太陽神殿などの可能性があると思う。

2nd Pyramid Bearing Pharaoh Ameny Qemau's Name Is Found
http://www.livescience.com/58531-second-pyramid-pharaoh-ameny-qemau-discovered.html

<概要>
今回発見された「ピラミッドらしきもの」は、近くで第13王朝のアメニ・ケマウ王(Ameny Qemau)の名前の刻まれたブロックが見つかったことから、この王に属するものと考えられている。ただしこの王のピラミッドは既に1957年に別に見つかっているため、二基目のピラミッドかもしれない、とされている。発見地はダハシュール。アメニ・ケマウ王の既に見つかっているピラミッドから近い場所にある。
なぜ同じファラオが二基のピラミッドを築いたのかについて、上記の記事では「実際は前の王が造ったもので、そこに名前を付け加えただけでは?」と述べている学者がいる。ただし現状は写真が公開されているくらいで詳細が不明なため、あくまで一つの説に過ぎない。

画像



●参考 ピラミッドカウント
http://www.moonover.jp/bekkan/mania/pira.htm

ザヒ・ハワスは今エジプトに123基のピラミッドがある、と言ったようだが、上記リストに何を足したのかが分からない。他の学者だと約150基と言ってたりもするので数が合意されていないようだ…

●アメニ・ケマウ王データ
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/13th_05.htm

ぶっちゃけなにもかいてないよ\(^o^)/
だってデータが少ないんだもの! ごめんよ! 第13王朝よくわかんないんだよ!!
ちなみにこの王家の人たちはアラブ人と同じ 祖父・父・自分 という順番で名前を名乗るので、「アメニ」の部分は父親のアメンエムハトの名前の略。


現場の写真などは、こちらのエジプトメディアのほうがちょっと詳しい。
(ケマウ王の綴りがカマウになっている。おそらくアラビア語から英訳しているため)

Studies on newly discovered pyramid point to 13th Dynasty King Kamaw
http://english.ahram.org.eg/News/262348.aspx

で、自分が「これ本当にピラミッドなん…?」と思ってしまった理由が、この記事の写真を見ると出てくる。
入り口と思しき部分の石の渡しが地面に並行なんだよね。これ重量に耐え切れるんだっけ。

画像


ピラミッドは上に巨大な重量をのっける構造物なので、中に空洞を作ってつぶれないようにするには、重量をいかに分散させるかが重要だったりする。ギザの大ピラミッドの入り口部分だとこんなカンジになっている。

画像


今回のは第13王朝なので、上部構造には日干レンガを使っているはずで、となると重量は若干下るが、それでも、第12王朝のピラミッドの断面図なんか見ると、やっぱり石をナナメに組み合わせる構造は使っている。(ちなみに今回見つかった通路みたいなのがピラミッドの遺構だった場合、赤い枠で囲った内部への通路の部分になるはず)

画像


写真の中に天井部分が全くないのも気になっていて、ピラミッドの天井部分は、下の空間を潰さないようかなり頑丈で分厚い石を使うのが必須になる。それがまるごと消えてなくなるとも、砕けてしまうとも思えない。近代に掘り出されて別の建造物に転用された可能性もあるが、そうだとすると、石の上にのっかっていた大量の日干レンガの残骸はどこにいってしまったのか…。

参考までに、日干しレンガで作ったほかのピラミッドの現在の姿は、こんなんです。

画像


部屋は石でつくり、その上にレンガでピラミッドの形を作って表面に石を張る、というのがこの時代のピラミッドの作り方。なので、表面の石が剥がれると、雨風にさらされてレンガが崩れ、長年のうちにただの土山に変わってしまう。もしくは、土が全部流れてしまうと平たいぺたーんとした構造物になって砂漠の中に埋もれてしまう。
今回のピラミッドは土の山になっていないので、おそらく上部が全部失われた状態なのだと思うが、だとしたらなおさら、天井部分の石が見えないのが良く分からない。

…ピラミッドじゃなくて、葬祭殿だった可能性はないのかな。
それなら上部構造の重量もピラミッドよりは軽いだろうし、柱の石が転用されて床しか残ってないとかもありそうだし。

とりあえず、もしピラミッドであるならば、全景が知りたいです…。
ピラミッドの場合は、必ず上から見た見取り図が正方形になる。測量済まないうちから発表しちゃって大丈夫なんかなこれ。色々心配。

とりあえず来年あたりには何か結論出てるんじゃないですかねってカンジでいつもの正座待機でございます。
あと、「ピラミッド発見した!」って発表された建造物が、あとでひっそり「やっぱ違いました」ってなるのもわりと良くあるので、もしそうなったとしても不思議じゃないのがエジプトというジャンルなのです…。



<ワンポイント>
第13王朝でピラミッドを造ったことがわかってる王様には、ほかにケンジェルって人もいます。

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