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zoom RSS 日本の支援でエジプトに建設中の「大エジプト博物館」及びJICAプロジェクトのその後

<<   作成日時 : 2017/04/07 00:10   >>

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JICA(独立行政法人 国際協力機構)が支援していた「大エジプト博物館保存修復センタープロジェクト」、最近、クフ王の第二の船関連のニュースでちらと名前を見て、そういやもう終わってるはずだよなと思ったので久しぶりに見に行ってみたら、終了レポートが出ていた。
ちなみにこのプロジェクトが何かというと、日本が支援してエジプト・カイロに作られようにしている「大エジプト博物館」に絡んで、遺物の保存修復を行える人材・技術を育てよう、というものである。


カイロにある現行の考古学博物館に行ったことがある人ならわかると思うのだが、あそこはもはや手の付けられない、未整理の巨大な物置と化している。(・・・。)そこで、新たに大きな博物館を作って、そこに遺物の修復センターも併設しよう! この機会だから遺物の棚卸もしよう!! ということになって、日本からお金と人と技術を差し出したのが、このプロジェクトなのだ。なんともまぁ太っ腹である。決して安い金額じゃないし、ぶっちゃけエジプトさんが提供されたものを有意義に使いこなせているようにも見えないところが多々あるのだけれど…。

プロジェクトページ
https://www.jica.go.jp/project/egypt/0702247/index.html

プロジェクトパンフレット(PDF)
https://www.jica.go.jp/project/egypt/0702247/materials/ku57pq00001uuncu-att/project_pamphlet.pdf

プロジェクトの振り返り(PDF)
https://www.jica.go.jp/project/egypt/0702247/materials/ku57pq00001uuncu-att/GEM-CC_ja.pdf

で、エジプト革命後、遅れに遅れていた開館は、どうやら「2018年に部分開館を目指す」となったらしい。
うーん部分開館。まぁ今までのパターンからして、たぶん遅れるでしょう(笑) 開館出来ればまだ御の字じゃないすかね。ドイツさんがお金出してるほうの博物館に比べれば順調なほうかと。


個人的に気になってるのは、日本の支援で作られようとしている遺物データベース。

実はカイロ考古学博物館っていまだに紙ベースでの資料保存してて、しかもその紙がとっちらかったり実物と合わなかったりメチャクチャなんですわ。そこ本当に整理されるの? 膨大な数を登録し終われるの? そもそもDBの能力足りてる?? 経年劣化考慮してシステム更改時のことも考えてるよね?? とか。データは突っ込んだもののDBの能力不足で検索もできないとか、スキーマが死んでてDBとして役に立ってないとかいう状態だと目も当てられない。考古学者って概してIT弱い人が多いからなあ、大丈夫かなあ。

もしエジプト遺物が本当にDB化されて、膨大な情報にネットを通じて世界中からアクセスできるようになったりすれば、それはすごいことだと思うのですよ。めちゃくちゃ研究捗りそうじゃないですか。みんなうれしいと思う。幸せになるITの使い方。そうなってほしいな。


***

(とか書いてる間に日本ではCiNiiでのPDF公開が中止されて、ごく一部で大騒ぎになってたりするんですが。)
(他国に支援する前に自国内でやることあんじゃねーの? (´・ω・`))

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