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zoom RSS 「雪崩に遭ったら伏せろは間違い、走れ」←無理。雪山は走れないし雪崩のほうが早い

<<   作成日時 : 2017/04/01 00:10   >>

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※エイプリルフールではありませんマジなやつです※
世間様がウソだなんだとうかれ騒いでいる日にガチなやつぶっこみます。間違えてると死にますからねこれ。

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最近起きた高校の登山部の事故のせいで、雪崩に遭ったらどうすればいいのか、みたいなのが色々と出回ってたんですが、そもそも雪崩は遭ったら死ぬので、生き残りたければ避けるのが基本でございます。

「雪崩に遭った時点で終わり」なので、遭ったらどうするかなんてもんは、わりとどーでもいいです。ていうか何やっても大して生存率は上がらない。どうせとっさの瞬間に身体なんて思い通りには動かないし、その時々で状況は違うんで。


なんでこんなことをいうかというと、高校の先生が言ったという「伏せろ」という指示は間違いで「雪崩に遭ったら走るのが正解」みたいな意見もツイッターとかに出回っていたから。ぶっちゃけそれ雪山行ったことのない人の意見ですよ(汗) よくもそんなのドヤ顔で言えるわいなと。嘘なんで信じないでください。
無理です。 走れるわけがない。
新雪の上なんて歩くことすらままならん、ましてラッセル(雪をかきながら歩く)するほどの深さがあるのなら尚更。

でもって、雪崩に遭う場所によっては「伏せる」のもアリなんですよ。たとえば雪に押し流されて岩に頭ぶつけたら即死する場所とか、崖から落ちたらアウトな場所とか。場所・状況によって対処方法は変わる。そして、もう一回言いますが雪崩は「遭った時点で終わり」なので、確実に助かる方法はないです。「即死しなければ可能性はゼロではない」「足掻けば生存確率はちょっとだけ上がるかも」ってレベル。



ちなみに↓これは標高1000m程度で積雪10〜5cmくらいの峠道ですが、新雪でフワッとしててトレースもない状態なので一歩ごとに足がズボスボいくし、こんなもんですら走るどころか歩くのも覚束ないんスよ、山って。

画像


そもそも荷物を背負ってる時点で走っても大した速度にはならないところへ、最高時速200kmで突っ込んでくるのが雪崩。遅い場合でも40km/hとかの猛烈な勢いで斜面を駆け下ってくるので、人間の速度なんぞ全然勝負にならんです。逃げようとするのは無駄とまでは言わないけと、直撃コースの場合はあんまり変わらないでしょうね… 助かってるのは最初から直撃コースを避けられてた場合じゃないですかね。


 雪崩の直撃を受けたら死ぬと思え。
 (めちゃめちゃ運がよければ助かるかもしれない)


なので、くどいくらい言いますが「雪崩にあったらどうすれば助かるのか」は間違いで、「雪崩に遭わないためにはどうすればいいのか」を知って最初から対処しておくのが必要です。知らないで突っ込んだらその時点で終わりです。




まとめブログとかだと適当なこと書いてたりするので…確実な情報はこのあたりでご確認ください。。
『雪崩の基本知識と対策法』
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html

押し寄せてくる雪から逃げるのが不可能な状況なら、窒息死を逃れるために呼吸スペース確保するくらいしか出来ないっす。時間の余裕的にも、体の反応としても。


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登山における危険回避が全てそうであるように、生存の9割9分は「いかに危険な状況を避けられるか」にかかっています
天候を見て、雪の積もり具合やコースも判断して、それでもダメで雪崩に巻き込まれてしまった残り1分の場合に、「出来る限り」生存率を上げようとする場合に「走って直撃コースを少しでも離れる」「もがく」という選択肢が出てくる。そもそも雪崩に遭ったら死ぬのが前提なので、出くわしたときに助かる方法なんて言い出すのはドヤ顔したいだけの経験値が足りない登山者だと思うの。

なので、「雪崩に遭ったらこうすれば助かる!」みたいなハウツーより先に、雪崩に遭ったら死ぬから、遭わない方法を知っとけ、知らないなら雪山行くな、ってのを肝に銘じてほしいのです。


そして、自然相手に「絶対」はないので、経験豊富な人でも事故る時は事故るし、前兆を予測するのは非常に難しいということも覚えておいてもらいたい。特に季節の変わり目は天候の予測の難易度が上がります。今回とかまさにそれだと。もちろんそれで引率の人の責任が全くなくなるわけではないけれど、なんでもかんでも叩いとけっていうのは違うと思う。

フツーの人はそもそも雪山行かないと思いますが、再三言ってますが山は「何かあったら死ぬ場所」なので、その覚悟がないなら行かないほうがいいです。マジ死ぬから。一瞬で死ねるから。
自分の生存率を上げられるのは自分だけです。山は自己責任。自分の命は自分で守れ。死にたくなければ危険回避スキルは持とう!! これ基本ですよ〜。


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尚、夏山にも雷という危険があります。「そもそも出くわしたら死ぬ、回避が最大の防御」という点では冬の雪崩といっしょ。夏山の雷は、音が鳴り出した時点でガチで死を覚悟するやつ。なので雷雲か発生しそうなときは昼には下山するのが大事。雷雲が発生しはじめてから慌てて下山しはじめると間に合わないのです。平地の雷は上からおちてきますが、山の雷は横から来るんで避けられないです…。

夏山だから安全ってわけじゃないのですよ!!
死にたくなければまずレベル上げ必須ですよ!!
あと、冬山はエンドコンテンツですよ!!!

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