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zoom RSS 今年もArchaeology Magazineの「10大発見」。今年は全般的に地味かな…

<<   作成日時 : 2016/12/30 00:10   >>

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Top 10 Discoveries of 2016
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5125-top-10-archaeological-discoveries-of-2016

いいカンジに時代と地域をバラけさせた無難なカンジのランキングになってるけど、「Top10 discoveries」って言われると、うーん?? な項目もあったり。とりあえず概要とか。興味のある発見があったら適当にググってくらはい。

画像


*表紙は古代エジプトの衣装、通称"Tarkhan Dress"(タルカン・ドレス)。
タルカンは発見場所の地名。


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・London’s Earliest Writing
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5110-london-roman-tablets

ロンドンがローマ人によって「ロンディウム」と呼ばれていた時代にローマ字の記された、大量の木片についての報告。これらはもともとロンドン郊外で川の埋め立てに使われたゴミであったと考えられているとか。405コのうち19コは解読されている…とのことだが、それほど長い文章じゃないし学校で学生さんが練習に使ってたやつかもしれないとか言われてて、発見としては地味め。


・Angkor Urban Sprawl
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5111-cambodia-angkor-lidar

カンボジアの遺跡、日本からも旅行に人気のアンコールについて広範囲に空撮でスキャンしてみたところ、遺跡の周囲にも人工的に手が入っていることが判ったというニュース。ただ、この研究は以前にも似たようなのが行われていて、水利なんかを考えて作られた都だというのが既に知られていると思っていたので、意味合い的には、再確認・詳細調査になるかと思う。


・Regime Change in Athens
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5112-athens-mass-grave

アテネの起源前7世紀頃の墓から、両手を拘束された大量の若者の死体が出てきたというゾッとしないニュース。日本語ソースだとこんなのもある。

古代ギリシャ墓地に処刑とみられる人骨80体、反乱未遂か
http://jp.reuters.com/article/skeletons-idJPKCN10D0A3


・World’s Oldest Dress
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5113-egypt-tarkhan-dress

1913年に発見されていた古代エジプトのシャツを調査してみたところ5000年以上前の今のところ世界最古のドレス(ちゃんとした服、という意味で使ってるのかな?)であると判った、というニュース。このシャツ自体はエジプト図録なんかでよく見かけるやつなんだけど、今までそういう調査はされてなかったんだなぁ…と。これが「発見」に入っているのは謎。

日本語の記事だとこんなんとか。

世界最古のドレス、5000年前のものと判明
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/a/022200011/


・Early Man Cave
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5114-france-neanderthal-structures

約17万6000年前の洞窟内部で鍾乳石を円く並べた跡が見つかった、という報道。ただ、これ本当にネアンデルタールが作ったのか、本当に偶然じゃなく意図を持って並べたのかは、まだ十分に立証できていない。最初の仮説が正しければ確かに衝撃的ではあるものの、現時点で「発見」としちゃうのはちょっと微妙かもしれない。

日本語の記事だとこんなのとか。

ネアンデルタール人の謎のストーンサークル発見
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/052600187/


・Peruvian Woman of Means
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5116-peru-aspero-female-burial

ペルーで見つかった約4,600年前の埋葬された女性が、高い身分ないし重要な役割を持っていたのではないか、という話。女性の身分が高かった云々より、「その時代に既に身分格差があった」という可能性のほうにスポットを当てたほうがいいと思う。なにしろアンデス文明って、身分格差が生まれる以前に神殿が作られ始めている、というのが特徴的な地域なんで。実は地域によっては最初から階級が作られてました、とかだと、今ある文明の起源に関わる定説がひっくり返る可能性が…。


・10,000-Year-Old Turf War
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5117-kenya-nataruk-early-battle

これはなんか日本のサイトでもわりと騒いでるの見かけたような気がする。1万年前の人間の頭蓋骨に、殺人の痕跡があるという話。さすがに1万年だと時効だけどね。


・Spiritual Meeting Ground
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5118-puerto-rico-cave-inscriptions

プエルトリコの先住民族の岩絵の横に16世紀スペイン人の落書きがあるという発見。二つの文化の共存!とか美しくまとめようとしているけど、いやあの地元民が自分たちの神様を描いたかもしれない絵の横に十字架って、なんか完全にアレじゃないですか…そもそもプエルトリコってカリブ海の島ですよねヨーロッパから行った人たちが圧制とか疫病とかで大量に死なせてる場所ですよねダメですよねこれ


・Antikythera Man
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5119-greece-antikythera-skeleton

「アンティキティラの機械」で知られる沈没船の再調査で沈没船の乗員の骨が見つかったという話。「機械」が発見された当時は潜水技術が今より未熟だったので詳細な調査が出来ていなかった。骨のDNA調査をするという話だが…その結果が出てから「発見」に入れたほうが良かったんじゃないのかな・・・。


・Salem’s Lost Gallows
http://www.archaeology.org/issues/240-1701/features/5120-salem-witch-trials-gallows

セイラム魔女裁判の魔女の処刑の地を探したという話…かな? このニュースは良く分からない。
忘れ去られていた魔女裁判の犠牲者の墓を伝承に従って探したけれど人骨は出なかった、おそらく家族が犠牲者を取り戻して自分たちの墓に入れたからだろう。ということみたいだけど、だとすると10大の発見に入っているのがナゾ。魔女裁判自体は歴史的な事件だから、元々の事件の知名度だけでここに入っているような気がする。

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というわけで、今年は全般的にそんな発見ってほどでもないような…みたいなのが上がってきていた。
かといって他に何かあるのっていわれると微妙…かな…。ただ、今ここに上がってるやつを入れるくらいなら、 ミューオン利用してのピラミッドのスキャン をどれかの代わりに入れても良かったようには思う。エジプト枠が既に「最古のドレス」で埋まってるので出せなかったのかもしれないが。

とりあえずこんなとこで。

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