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zoom RSS 「パトロンよ来たれ!」ルーブルさんのクラウドファンディング、マスタバが建つよ!

<<   作成日時 : 2016/11/21 00:10   >>

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なんか面白そうなことやってるの見つけたんで。
この記事を書いてる時点ではちょうど50%の達成率。

公式>http://www.tousmecenes.fr/en

画像


サッカラにある古王国時代のAkhethotepのマスタバ墓のレプリカ建てるのでお金集めてます、というもの。アナタも古代エジプト墓オーナーのひとりになれる?!

キャンペーンの解説動画などは以下ページ。
http://www.tousmecenes.fr/en/the-campaign

このマスタバ墓の壁画の一部が1903年にルーヴル美術館に購入されてて、現在それを展示するためにルーブル博物館内にマスタバが建ってるんですよ。それを、元の墓に近いリアルな展示として再現します、というのが今回のクラウドファンディングの主旨の模様。

で、なんで壁画があるのかというと…
まあ言っちゃなんですが、当時はまだ遺物の持ち出しが緩かった時代のこと、よさげな壁画をベリっとひっぺがして持って帰ってきちゃってたらしい。んで、いまルーブルに建ってるアレはスケッチを元に再現したもので正確な展示ではなかった、と。

それが1991年からの現地のもとの墓の調査で墓本体をリアルに再現しなおせるようになったので、立て直したい、と。資金が集まれば2017年秋から作業開始となるようです。

※オリジナルのAkhethotepの墓についての情報は、こんなかんじ
https://en.wikipedia.org/wiki/Tomb_of_Akhethetep

動画も見てみたけど、なんか。。。現地のほうも、ちょこちょこ壁画残ってるところあるんだね…全部持って帰ってきたわけではないのか。発見当時すでに墓が一部崩れてたのかな? 現地にある墓のほう、壁画ひっぺがしたとこ今はコンクリで埋めて補強してるのが何とも言えない。
ひっぺがしてきた壁画の元の墓のほうは、階段ピラミッドのすぐ近くにあるようです。


なお注目のリターンですが…
…えー、

 30ユーロ以上/200ユーロ以上/500ユーロ以上

で分かれていて、どれも再現されたマスタバを実際に見に行く招待状がメイン。あとルーブルの年パスとか貰えるらしい。日本在住者だとちょっと厳しいですね(笑) EU在住の人は挑戦してみては…。

注意点は、寄付の際に税金がかかることです! 100ユーロ寄付してtax引かれると66ユーロ。
計算の仕方も寄付ページに書いてあるのでご確認を。


<以下は補足知識>

ルーブルのサイトを見る限り、この墓の浮き彫りの売買はEgyptian Antiquities Serviceからの直接販売によって行われた、となっており、"当時としては"合法だったみたい。とはいえ、だいぶグレーな感じですが。でもまぁエジプトさんがいつもみたいに返せってキレてないところ見ると、当時の売買記録は残っているものと思われる。1903年だとまだエジプトは名目上はオスマン帝国の一部で、半独立の状態。エジプト王国(最初は王政!)の成立は1922年。

ちなみに、小型の墓や神殿がエジプトから持ち出されて外国の博物館にあるケースの全てが違法なわけではないです。たとえばN.Y.のメトロポリタン博物館には、ヌビアのダムで水没する予定だった神殿が移設されてて、博物館内に神殿建ってます。これは水没からの遺跡救済プロジェクトを支援したことへのお礼と、そのままだと水没しちゃうので勿体無いからあげるよ的なニュアンスでの公式の寄贈。それ以前の時代に持ち出されてるやつは、だいたい盗掘、もしくは王政時代の王サマが気分で寄贈しちゃったり財政難の穴埋めに売っぱらっちゃったりしてる・・・・

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