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zoom RSS 最近の恐竜研究すっごい進んでるな!「そして恐竜は鳥になった」

<<   作成日時 : 2016/11/17 00:10   >>

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図書館で借りる予約してたけど全然返却されないのでめんどくさくなって買ってきたった。
でも面白かったしこれは大人も子供(たぶん中学生くらいからOK)も楽しめる良い本!

そして恐竜は鳥になった: 最新研究で迫る進化の謎
誠文堂新光社
土屋 健

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導入部分がうまい。たぶん講演会とかで、「鳥は恐竜の子孫」という最近の主流を知らない人にも沢山出会ったんだろう。確かにそう、知らない人って実は多い…。

昔の恐竜のイメージって、「恐竜はトカゲだった/爬虫類だった」、「寒くなった時代に体温の調節が出来なくて死んだ」みたいな感じだったと思うんですよ。で、その時代のイメージのまま止まってるであろう人に「大きく変わったのは1996年からだよー」という話をするところから始まる。そして「最近の研究だとこう!」って、表題の「鳥になった」の話に繋がっていく。


昔は、「隕石の衝突で恐竜は絶滅し、哺乳類の時代になった」と、教えられていたと思う。しかしこれは今ではもう古い。

現在の説では、

 恐竜は絶滅していない。
 一部が鳥になり、現在も生きている。


というのと、

 大半の恐竜が絶滅した頃、哺乳類も大量に絶滅していた

というのが、掲げられている。
…そう、恐竜、実は絶滅してなかった。

どおりでダチョウとかハシビロコウ先輩とか顔怖いわけだよ。あいつら恐竜の末裔だよ?!


というわけで、最新の恐竜研究の「新常識」を、10年以上前の状態で止まってる人むけに判りやすく説明してくれているのが、この本なのだ。ほんとにわかり易いので、ブランクのある人でも今から追いつける。あの頃の情熱を今一度。童心に返って恐竜への興味を呼び覚ますのだ。



ちょこちょこと最近の恐竜研究を見てたつもりの自分も知らないことはあった。たとえば、最後の方にあった「恐竜はなぜ羽毛を獲得したのか?」という話なんかだ。鳥は、分類上、始祖鳥に始まる。昔の説では、始祖鳥の羽根は「滑空するために」発達したと考えられてきた。滑空しているうちに飛翔能力を獲得し、現代の鳥になっていったという。
しかしこれが、どうも違うらしい。

オルニトミムスという羽毛を持つ恐竜を調べたところ、幼体には羽根がなく、成体になってはじめて羽根が発達するという。滑空など、生きるのに必要なものであるならば、子供の頃からもっていてもおかしくない。個体が成熟してから発達するということは、生殖のためのものではないか、というのが最近の説なんだそうだ。

鳥でいえば求愛のため。あるいは、抱卵のため。

自分は、抱卵のためというのが大きそうだと思った。恐竜の時代の終わりに隕石が衝突したのは確かで、そのあと急激に地球上が寒冷化している。ということは、自然熱で卵をかえしていたタイプの恐竜は、たぶん生き残れない。自分で抱いて暖めていた小型の恐竜(のちに鳥になる連中)でないと生き残れない。始祖鳥の羽根にメラニンが検出されて、黒色をしていたらしいってあたりも関係するかもしれない。黒は熱を逃がさないから。

もう一つは、鳥は「強者から進化したのか、弱者から進化したのか」という話題。
弱者が、捕食者から逃れるために飛翔能力を獲得して空へ逃げていったのか。あるいは強者が、更なるフロンティアと勢力拡大を狙って、翼竜の消えた空の支配者を目指したのか。これはどっちもありそうだなーと思う。ていうか、現在、地球上に生きている各種の鳥たちは、個々の種族では絶滅しかかっているものもあるが、全体としては人間よりはるかに繫栄し多種多様である。飛翔能力の獲得は、戦略として大成功したと言える。

恐竜から鳥への進化の過程が明らかになれば、進化の中でパラダイム・シフトが起きる理由も明らかになるかもしれない、と思うとワクワクが止まらない。今後の研究に期待したい。


***

恐竜は絶滅した、と言われていた数十年前。
トカゲのようなティラノサウルスの模型が当たり前だった。

それから時は流れ、今や、実は奴らは絶滅などしておらず、地上で繁栄を謳歌していたことが明らかになった。
朝うるさく起こしにくるスズメや冬の鳥モズ、あいつらは皆、かつて恐竜だった。竜盤類から進化し、かつて我々のご先祖様の原始哺乳類と争っていた生き残りだ。

研究が進み、それを知ることで、見える世界は変わっていく。

楽しいぞ!

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