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zoom RSS 懐かしの手塚マンガ「三つ目がとおる」を読み返してみたら…

<<   作成日時 : 2016/10/14 00:10   >>

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「三つ目がとおる」は手塚マンガの子供向け(たぶん)のやつで、頼りない中学二年生が実は古代三つ目人の最後の生き残りで、ふだん額に貼っているバンソウコウを外すと三つ目の眼が現われて超能力と超頭脳を発揮する! というマンガ。古代人とか絶滅した生物とか謎の遺跡とかコテコテのネタが盛りだくさん。美少女な彼女もいる(よく全裸になる)。

三つ目といえばサザンアイズが有名だろうが、これはそれよりずっと前のマンガで、もしかしたら着想の元にもなっているのかもしれない。



このマンガは家に愛蔵版かなんかがあって、小さい頃にひととおり読んだ記憶がある。
覚えていたのは設定と呪文くらいなもんだが、今回リメイクするという話を聞いてKindleで買って読み返してみた。

…の… だ…が…。

三つ目がとおる(1) (手塚治虫文庫全集)
講談社
手塚 治虫

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びっくりするほど面白くなかった。


設定が荒唐無稽でストーリーも稚拙、主人公への好感ゼロだしところどころ説教くさい。昔は面白いと感じていたはずなのに、あれっこんなにつまんないマンガだったんだ?? みたいな感じ。

古代文明は優れた頭脳を持つ三つ目人が築いたものなのだーから始まって、マヤのピラミッドとエジプトのピラミッドが似ているとかいう何十年前かに流行ったテレビのミステリー番組みたいなノリ、メソポタミアのウル王朝を滅ぼしたのは三つ目人だったとか、インドには三つ目の像があるからかつては神として崇められていたとか、なんだこれ昭和か、状態。いや実際昭和なんだけど。お約束のムーとかレムリアとかの単語も飛び交い、超古代文明論が華やかなりし頃の古臭い雰囲気そのまんまである。とても今の自分には耐えられない。

主人公はヒロインにだけは弱い・・・のならまだわかるが、容赦なく暴力を振るうし他の女性に浮気もするし、言うことをきかないという理由だけで殺そうとしてる場面もあるし、最低な少年になっている。三つ目の眼を隠しているときは頼りない、という設定だけど、頼りないどころか精神レベルが幼稚園児まで下がってしまうのはいただけない。頼りないとかいうレベルではなく普段生活に支障を来たすレベルなのだ。全然好きになれるポイントがない。これが、昭和あたりに流行ったという"危険な香りのするワル"と、"それに惹かれるDQNヒロイン"というやつなのか。

さらに、所々に出てくる説教も、今でいうパヤオの戦争観みたいな面倒くささがある。
三つ目人は高い文明を誇ったが自らの頭脳に奢って内戦で絶滅しました、二つ目の人間も地球を汚し自然から略取しているのでいずれ滅びるでしょう、みたいなのがあっちこっちに入ってくるんだけど、自然を汚すのがダメとかいつの時代の概念だよと。(まあ昭和なんだけど) 高い文明誇ってるなら、持続可能な開発とかリサイクルとか考えられるだろwww 文明を何だと思ってるんだよwww って感じ。自分もその欠陥品の文明に頼って生きている一人でありながら人類に警鐘とは片腹痛い。つうか人間の文明に欠陥があるからって滅ぼそうとする主人公は何様だよ、町がなくなったらお前明日からメシどーすんの? みたいなしょうもなさ。

たぶん手塚治虫は早世したから神になれたんであって、も長生きしてれば宮崎駿みたいな面倒くさい大御所の扱いになってたんだろうなあ…と思った。



というわけなので、このマンガは古代文明とか好きな人はだめかもしれない。
UFO特番とか古代文明ミステリーとかやってた頃の昭和ノリを懐かしい人はどうぞ。

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