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zoom RSS みんなもお気に入りの研究者を見つけよう★ 科研費データベースで検索してみるよ!

<<   作成日時 : 2016/10/30 00:10   >>

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こんばんは、空気を読まないことに定評がある中の人です。

以前、日本語論文検索システム「CiNii(サイニィ)」を使ってマニアックなネタを探そうぜ的なのをやりましたが、今回は科研費DBというものの遊び方を紹介してみようと思います。

…遠くから「やめろぉお!」という悲鳴が聞こえてきそうな気がしますがきっと空耳ですね(はぁと)




というわけで百聞は一見に如かず、実際に行って見てみましょうドン。
最近リニューアルしてだいぶ見やすくなった「科研費DB」です。

https://kaken.nii.ac.jp/
★科研費とは?★

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。(公式ページより)

要するに国庫から各研究者に出されてる研究費です。
何の研究にいくら使ってんの? てのが、一般国民にも公表されているのです。



ここに、気になる単語を放り込むと、その内容に関する研究が出てくるんですねえー!
組織名でも人物名でも、国とか地域名でもオッケーです。

たとえば「JAXA」で検索すると…
https://kaken.nii.ac.jp/search/?kw=jaxa

「CMOSイメージセンサを用いた新型極端紫外線検出器の開発/研究課題」 ←組織名でヒット

「重力作用を考慮した運動制御の中枢メカニズム解明/研究課題」 ←研究内容でヒット

「イオンエンジンにおけるスワールトルク発生機構の解明/研究課題」 ←組織名でヒット

などが出てきます。


「エジプト」を入れると、
https://kaken.nii.ac.jp/search/?kw=%E3%82%A8%E3%82%B8%E3%83%97%E3%83%88

「エジプトの若年失業、スキル・ミスマッチおよび学位インフレに関する分析/研究課題」 ←現代エジプト、経済学

「図像・碑文資料と考古遺物の比較による古代エジプトの供物奉献儀礼の研究/研究課題」 ←古代エジプト、考古学

「エジプト高等教育のグローバル化における「外国大学」の教育社会学的研究/研究課題」 ←現代エジプト、教育学

などが出てきます。


…判りますね。

現在進行形の研究内容と研究者(代表者・組織)が出てくるんですココ。一般ニュースだと、何かわかりやすい発見があったときだけしか出てきませんが、それは極一部。実際は多くの研究者がいて、様々なテーマで日々、(税金を使って)研究してます。

「えっちょおま、こんにマニアックなことで研究してる人おったん?!」みたいなのとか見つかると面白いんですよ。


というわけで、面白そうな研究を幾つかピックアップして、そこからの資料の辿り方というものを書きます。


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古代ギリシア・ローマ世界における呪詛板の研究
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26370859/

魔術がテーマでも科研費でるんだww ってちょっと思った。
しかも 2,730千円 (直接経費 : 2,100千円、間接経費 : 630千円) って、けっこう良い金額。
具体的にどんな結果を出したのかは、サマリーに書かれている↓ここを確認すること。


"経過報告として、2014年6月8日に広島大学で開催された中国四国歴史学地理学協会大会西洋史部会において「『ギリシア語魔術パピルス』を読む」と題して報告し、それに加筆・修正したものを『西洋史学報』42号に「『ギリシア語魔術パピルス』を読む」と題した論文として掲載することが決定されている。本来は2014年度中に発行される予定であったが、予定が遅れてまだ発行されていないが、5月末には発行される予定である。"

「西洋史学報」は、広島大学の学報誌。
大学のHPを見ても42号が載っていないので、結局刊行されたのかどうかは分からないが… 科研費もらってるからには成果物を出さないと怒られるので、たぶんなんかは出てるんじゃないだろうか。たぶんね。

http://home.hiroshima-u.ac.jp/~westhis/qhmpro/index.php?%E3%80%8E%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E5%8F%B2%E5%AD%A6%E5%A0%B1%E3%80%8F

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古代エジプト古王国時代の石造建造物造営工程における労働者組織の復元研究
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-14J04841/

古代エジプト関連はどうしても早稲田が多くなっちゃいますね。
これも、一番下まで行くと研究成果をどう発表したかの一覧が出てきます。学会発表だとわかんないですが、論文だと、発表した雑誌名・タイトルが出てくるので、これを探せばオケーです。

画像


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エジプト王バクエンレンエフのギリシア・ローマ世界への伝播過程に関する研究
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25370838/

バクエンレネフは第24王朝(サイス王朝)のすっげーマニアックなファラオ様。エジプトよりギリシャで知られてるという人で、名前もギリシャ語名の「ボッコリス」で本に載ってることが多い。ここ研究しにいく人おったんかぁーというマニアックなやつ(笑)

そんなマニアックな研究に  3,640千円 (直接経費 : 2,800千円、間接経費 : 840千円) という破格の予算がついいている日本国マジ太っ腹。こういう面白そうなのを一般講演でやってくんないのかな。ピラミッドとかツタンカーメンとかばっかりじゃなくて。

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…という感じで、探すとたぶん、面白いの色々見つかると思います。

あと各ジャンルの研究者がたまにボヤいてる「科研費申請めんどくさいよ」の中身が、サラリーマンでいうところの「年末調整めんどくさいよ」や「業務目標の提出が辛い」や「出張費の清算忘れてたら怒られた…」のようなものだなってのが何となく判ります(笑) まぁなんだ、どこもやってることは大して変わらんよ、どこかからお金出してもらう以上は。



研究ってのは、何のジャンルもそうですが、興味を持つ人がいなくなったら終了です。
それはつまり、研究する意味がなくなるということだから。

なので、自分が知りたいことと、好きなことがあれば、積極的に探してみて欲しい。興味を持つってのは、ただ口にエサ流し込まれるのを待ってることとは違うから。探せば色々出てくるよ! そのジャンルの中で、他の人がまだ見つけられていない自分だけの萌えポイントを見つけるつもりで突っ込んでみるのです。



各種マニア諸君。
世間に公表されているのにメジャーになっていない論文の中にも、結構面白いものはあるぞ。


研究者の皆さん。
そのへんのマニアも、意外と読んでますソレ。(言わないだけ)

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