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zoom RSS 人類の出アフリカ → 出てない奴もいっぱいいるけど研究されてないっぽい

<<   作成日時 : 2016/08/22 00:10   >>

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人類(ホモ・サピエンス)の出アフリカの年代は、諸説あるが、今のところ10万年より後だと考えられているらしい。
とりあえず10万年か7万年か6万年あたり(笑) …このジャンルのタイムスパンはとても長い。

もちろんヒト属という意味ではそれより前にアフリカを出てる連中もいるわけなので、10万年以前にアフリカの外に「ヒト」がまったくいなかったわけではない。あくまで俺らの直接のご先祖様がアフリカを出たのがわりと最近だった、という話である。


だが、出エジプトと人類の拡散はよく語られているのに、

 アフリカから一度も出なかったホモ・サピエンスの話

って、よく考えてみるとあんま見た覚えがねーな、と、ふと思いあたったんである。
いやもちろん、いるんだよ。

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サハラ以南に現在も暮らしてる人たち。

彼らは一度もアフリカから出てない。
「出アフリカ」なんてのはヨーロッパ人(とアジア人も)が自分らの祖先を知りたくて言い出した話であって、アフリカ人が自分らの祖先の話をしようとしたら「俺らずっとここに住んでますけど何か」って話になるんですよ。


なお、ここで言う「アフリカから出てない人たち」というのは、アフリカの中でもサハラより南の人たちのことを指している。

サハラより北はヨーロッパから戻って来た人やアラブ人なんかと混じってて、現代人を調べても昔の遺伝子情報はなかなか取れない。エジプトなんかも、現代エジプト人は地中海に面してるからギリシャ系とかラテン系とかアラブ系とかアジア系とか色々混じってるからねぇ…。

でもあんまり混血の進んでないサハラ以南だと、古くからある遺伝子の特徴がまだ残っているらしいんだ。
系統樹で示すと、↓こう。

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※図はいずれも「DNAで語る日本人起源論」から。この本いがいに、アフリカから出なかった人たちの話を詳しく書いてる本が見つからなかった…

DNAで語る 日本人起源論 (岩波現代全書)
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この人たちの研究があんまり見つからないのは、研究者にアフリカ出身者が少ないからなのかなぁとも思う。
自分とこの国とか民族の祖先の話のほうが興味もモチベーションも湧きやすいだろうから、だいたい研究者の所属してる民族の話がメインになってる。なので人類史の研究はなべてヨーロッパ視点のものが多い。

アフリカを出た人間と出なかった人間だと、出なかったほうが人数は多い(出アフリカ時点では)のだから、そっちの研究もあってもいいと思うんだよね。古い時代ほど難易度は上がるだろうけど。


*****

なんとなく思うのだが、アフリカに残った人類は、その当時の最強の人間だったのではないかと思う。
部族も民族も国もまだない時代なので、何と呼べばいいのか分からないが――争いに勝ち、身一つで環境に適応し、いち早く集団を形成できた連中がアフリカに残り、ナワバリ争いに負けた少数の連中がアフリカを出て行ったんじゃないかと。

純粋な、生物単体としての生命力は、アフリカを出なかった人類のほうが高そうだなあ・・・って、なんとなく思うんですよ…身体能力とかね・・・。

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