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zoom RSS 古代の宝石には残りやすいものと残りにくいものがあるらしい。

<<   作成日時 : 2016/07/11 00:10   >>

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なんとなくだらだらと読んでたイランの発掘の報告で、「トルコ石は崩壊しやすいので発掘で出てくることは稀」という文を見つけて、あれそうなんだ、と思った。宝石ってなんとなく、腐らないし長持ちするもんだと思ってたんだけど…そうでもないらしい。

というわけでついでに、宝石の残りやすさというやつを調べてみることにした。
宝石にあんま興味がなくて誕生石の本しか持ってないから精度が微妙だけど、まぁそこはそれ!

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●トルコ石(ターコイズ)

化粧品などで変色・腐食するなど脆い性質。柔らかく、水分に弱い。
水気の多いところに長くおいておくと崩壊してしまう。
質よいものでもモース硬度6くらい。

●真珠

水分にも衝撃にも弱く、古代の実物はほとんど残らない。
モース硬度は4。

●ラピスラズリ

耐久度が高くほぼ腐食しないという。とれる場所が世界に数箇所しかなく、オリエント世界ではアフガニスタン産が出回っていた。
モース硬度は5から5.5くらい。


●カーネリアン(紅玉髄)

インダス文明の象徴。固さはさほどでもないが耐久性のある宝石という扱いのようだ。
モース硬度は7から6.5くらい。

●ステアタイト(凍石)

モース硬度は1。ナイフで削り取れるほど柔らかく、「石けんの様な滑らかさ」と表現されるほどなので、そのままでは耐久性はほとんどない。ただし粉末にして焼成すると固くなる。いわば古代のガラスみたいな扱いの石。出土例が豊富なことからして、加工後のものの耐久性は高いようだ。

●サファイヤ

モース硬度9。固い。
出土例はあまり知らないが、変化しにくい宝石と書かれていたので、たぶん耐久性はあるんじゃないかな…

●ルビー

モース硬度9。サファイアの相方。
たぶんこっちも耐久性はある宝石だと思う。

●オパール

モース硬度6。傷や欠けが生じやすい宝石で、衝撃をくわえると割れてしまう。

●ガーネット

そこそこ固い部類の宝石で、安定性がある。
モース硬度7.5くらい。


●エメラルド

モース硬度は8くらい、固さや変化しにくさには申し分ないが、内部に傷を抱えていることが多く衝撃に弱い。埋もれているものは長年のうちに割れてしまっていることもある。
ローマ時代の遺跡なんかからはよく出てくるやつですね。


●ダイヤモンド

モース硬度は最高の10、固い変化しにくい宝石だと思われるが、色がついていないのと固すぎて古代人には加工しづらかったのとで、古代の出土例を聞いたことがない。どうやらヨーロッパに入ってくるのは大航海時代くらいからで、それ以前はインドなど限られた地域でしか使われてなかったっぽい。


*****

というわけで、遺跡から出てきやすい宝石と、出てきにくい宝石がなんとなく見えてきた。あとエメラルドの出土品がなんでいつも割れてるのか分かったよ…。モース硬度は高いのに衝撃に弱いとか知らなかった。ラピスラズリさんは愛されるだけあって安心と信頼の固さだった。

ていうかエジプトの遺跡でたまにトルコ石出てくるのって、もしかして水分が少ないせいだったのか?
気候条件次第でも宝石の残りやすさ変わりそうだね。

*****


おまけで金属。
いわずもがなだけど、腐食しやすさでは 鉄>青銅>>金 というカンジ。

金はとにかく変化に強い金属なので、古代の墳墓とかからよく出てくる。永遠の輝きが広く世界で好まれた理由でもあるのだろうが、同時代に他の金属が使われてたとしてもあまり残らないっていうのはありそう。発掘してて金があったらそっちに集中するよね人間の本能として。錆び錆びの鉄の塊とかあっても、たぶん、見てない研究者が多いと思うんだ…。

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