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zoom RSS 「文字のシルクロード」講演会へ行ってきた。 PART.2 中東〜東アジア編

<<   作成日時 : 2016/05/27 00:10   >>

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前回からの続き。「世界の文字の物語」展の付属講演会、文字のシルクロード後半戦はアジアに向けての文字の流れ。


●中東〜東アジア方面

一人で華麗に時間と距離とを飛ばしてくれた。
あんまPC得意じゃないっぽくスクショに余計なものが映ってたりして見えちゃいけないものが見えてたりした…うん、見なかったことにしよう。

前に誰かが言ってた「エラムとアラムの区別つかねぇよ」の話が最初に説明され、時代的にエラム→アラム→アラブだよという話。アラム語が一般化するのは前2世紀あたり。そのアラム語の中にもこれだけの種類がある。

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これは泣く(笑)
全然区別つかん…。視力検査かよ。

でも色んな言語に対して同じ文字が使われていて、文字数がちょこっとずつ変わってるのは分かった。
東のほうまでいって漢字の話にも続くのだが、漢字圏については次の先生が詳しくやってくれた。


●東アジア

漢字の話なら分かるだろう、と思ったらそんなに甘くなかった。
漢字だと思ってた西夏文字が実は漢字とは全然別ものだとはじめて知った。「擬似漢字」といって、「へん」や「つくり」のようなパーツの組み立て方は漢字と同じだが、ひとつも漢字と共通する成り立ちの文字がないという。

西夏文字の造り方。

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「心」と「無い」の文字をあわせて、「心に無い」=「忘れる」の文字。
…うん言われれば分かるけどさ、これは覚えられないし見ても分からないよwww!

あと西夏文字の1〜10の数字が凶悪すぎ。
どうしてこうなった。どうしてこれを採用した…。

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一体どうしてこんな複雑な文字体系が生まれてしまったのかには、すごい興味が湧いた。会計の必要性から生まれた楔形文字よりも、威信や宗教のために生まれたヒエログリフのほうに近い理由で使われていたのだろうか…。

あとこれも面白かったな。言語としては同じ系統なのに、それぞれ別々の文字(漢字以外)を採用しているから、書かれたものとしては見た目が全く異なってしまうという話。メソポタミアの楔形文字だと、同じ文字で別々の言語を表現するから、見た目は似ているのに読んでみると全く別だったりする。東アジアではその逆なんだね。

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てか、この講義トンパ文字の読み方とかも面白かった。この先生はトンパ文字推しだったのかもしれない。展示会の会場のほうには貴重な生のトンパ文字経典もあるので是非見て欲しい。かわいいから。なんか呪詛っぽい見た目なのに全般的にただようファンシー感がなんともいえないから(笑) 生きた象形文字って言われてる意味がよく分かる。あれで読めるのがすごい。



●後半まとめ

アジアの資料は、漢字多めなのに全く読めない分からないという不思議な感覚を味わった。漢字+αの多言語のものが多かった気がする。漢字碑文のはしっこにソグド文字書かれてるとか。あと擬似漢字っていうものは今まで意識してなかったので、なるほどなぁと思った。漢字に見えるけど漢字じゃないもの…ぱっと見区別つかん…。無意識に中国の支配地域はぜんぶ漢字だと思っていた。

水文字なるものは今回はじめて知ったものの一つ。

http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_easia_11.html

こんどちゃんと調べてみよう。


*********

以前「世界の文字とことば」って本を読んだんだけど、この本は載ってるのが今生きてる言語限定だったんだよね。まだまだ知らないやついっぱいあるな…。

講演会も面白かったけど、展示のほうも興味深いものが一杯あった。
世界の文字の物語」展は6/5まで。先輩書記の死者の書を一部パチって追記した上に文字を間違えてるパピルスとか、裏紙に書いてしまったために専門家ですら読めない漢字とか、死海文書のレプリカとか色々あるよ!

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