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zoom RSS エジプト・アスワン(ゲベル・エル・シルシラ)にある新王国時代の岩窟墓群

<<   作成日時 : 2016/04/06 00:10   >>

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前から写真とか流れてくるのはちらほら見てたけど、ちゃんと調べてなかったのでメモがわり。エジプトのナイル上流、アスワン近くに「ゲベル・エル・シルシラ」という発掘サイトがあって、スウェーデン隊がクリーニングを行っている。

新規発掘ではなく既にあるもののクリーニングに入っていたら今まで知られてなかった墓も見つかった、という、日本の早稲田隊のウセルハト墓と同じパターンで、最近いくつかの墓が見つかっている。


Gebel el Silsila Project
http://gebelelsilsilaepigraphicsurveyproject.blogspot.jp/

墓の時代は新王国時代18-19王朝。ナイル河岸の岩に直接穴を掘って作った墓の集合体(ネクロポリス)で、小さな神殿もいくつかある。このあたりは新王国時代の砂岩の採掘場だった場所で、アクエンアテンがエル・アマルナの都を築くにあたり石を切り出させた場所でもある。(そのためアクエンアテン治世下での碑文も残されている)

墓はたぶん貴族のもので、王族のものではない。河岸なので増水の影響を受けて中に泥がたまってたり、既に盗掘されてたりで、あまり目だったものは出てこないのだが、構造が面白い。写真はリンクしたプロジェクトのページにある。

トルコのカッパドキアにある岩窟寺院や、アフガニスタンの岩壁に掘られた仏像を思わせる、なんとなく泥臭い香りのする遺跡。ていうか仏像でもエジプトの像でも、風化してのっぺりした感じになるとだいたい似たような形になるもんだね…。


場所はココ。コム・オンボの近く。

画像


コム・オンボといえばホルス神殿が有名だが、ゲベル・エル・シルシラの守護神はワニの神、ソベクだったらしく、ここもファイユームと同じでホルスとソベクが一緒に祀られてた町ということになるかもしれない。仲いいな君たち。

地味なんだけど、こういうなんでもない遺跡が当事の生活風景を再現する重要なヒントになったりするからねー。アクエンアテン前後の、新王国時代の激動期に使われてたってのは面白いポイントだと思うの。

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