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zoom RSS 「トトメス陛下」は存在はしない? 古代エジプト・ファラオ様の名前はどれで呼ぶのが正しいのか

<<   作成日時 : 2016/01/23 00:10   >>

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正月あたりから、別館の王名表をちまちま整理中でつ。
まあなんだ…いつもの終わらないネバーエンディング・リライティングですよ…
英語版にはかなわないけど、とりあえず日本語のWikipediaよりはだいぶマシにはなっていると思う。

一般むけの分かりやすい詳しいエジプト年代史本でも出ればいいのになって思うんだけど、そういうの出る前にガシガシ説が書き変わってるので暫くは総括的な本は出てこないような気がしている。
あと研究者によって説が違いすぎる(笑) 特に第三中間期あたり。


さて書き直し中にふと気が付いたことがある。
古代エジプトの王様たちは、原則として五重名というものを持ってるわけですね。
誕生名とか即位名とかホルス名とかいうやつですね。

カルトゥーシュに入っているのは「即位名」と「誕生名」の2つのみ。
セレクという枠に入っていてホルス神がくっついてるのが「ホルス名」。
残り2つはなんの枠にね入ってません。(ただしそれと分かるマークがくっついてくる)

五重名の一覧はこちらから
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/royal_titulary.htm


で、よく王名の本に書かれている名前って、この5つのうちの 誕生名 なんですよ、原則として。生まれた時から持っている名前、いわゆる本名。

…ってことは、公の場で名乗る名前じゃないんじゃない?

王として呼ぶなら即位名だよ。



いやさ、少女マンガとかでよくキラキラした目のトトメス様とかイケメンのラメセス様とか出てきてるんだけど、家臣は「トトメス様」とは呼んじゃダメなんじゃないのかと。トトメス1世なら「アアケペルカラー(偉大なるラーの魂)様」だし、トトメス2世なら「アアケペルエンラー(偉大なるはラーの形)」様なんじゃない?
じゃなきゃ、何のための即位名ですかと。

もうちょっと分かりやすくいうと、

誕生名= 誉田別尊(ほむたわけのみこと)
即位名= 今生天皇(死後は応神天皇)


という感じだと思うのよ。
王として呼ぶなら単に「陛下」みたいな言い方になる。


これ、使い分けてる作品って今のところ1つくらいしか見たこと無いんですよね。日本語で出てる資料の大半があんまり王名の種類を区別してないのが原因だと思うんだけど…。

トトメス陛下もラメセス陛下も、本当は公で呼ぶべき名前ではなかったのかもしれない。
ちなみに即位名は即位しないとゲットできないので、ほんとに天皇名みたいなニュアンスだと思うよ。

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