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zoom RSS 日本「馬の耳に念仏」→言っても無駄 西洋「鳥に説法」→全ての生命は皆等しく兄弟! ラブ&ピース!

<<   作成日時 : 2016/01/02 00:10   >>

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まぁ「鳥に説法」という言葉が本当にあったわけではないのだけれど、馬に念仏を唱えても「何を無駄なことしてんのw」とバカにされるのが日本、しかしヨーロッパカトリック圏では鳥に説法、魚に説法、さらには人食い狼に説法して改心させるとかいう聖人がいたりするんですよというお話。

動物愛護デーの守護者もやれそうな聖人の名前は聖フランチェスコ。
時の為政者やご当地の都合により、現在に至るまで山ほど列聖されてしまったために長い長いリストの中で各聖人が知名度と信仰を巡って争う中、頭一つぬきんでて余裕をかましている聖人の一人がこのフランチェスコ。通称「アッシジのフランチェスコ」である。

フランチェスコ修道会の創始者であり、伝説の托鉢僧と称される。托鉢僧っていう訳語からしてもうお前仏教徒かよってところなのだが、やった内容もどこぞの一向宗とか法華宗とかに似ていなくもない感じ。清貧に生き動物を愛した彼は、動物たちと通じ合い、なんと鳥にも説法したというのだ。

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鳥でさえ救われて天国に行ける… フランチェスコ凄いよ…! みたいなノリで伝説にされている。さらに狼を説法で改心させ殺さずに問題を解決したりしている。なんというか、カトリック版ブッダな人。面白いのは、人間以外のものに説法するのが褒められていること。

フランチェスコは12世紀の人だが、8世紀に活躍したサクソン人の神学者ビードは、「人は罪を犯し失楽園したことによって自然を治める権利を失ったのだ」という思想を持っていたという。エデンの園ではすべての動物はアダムとイブに従う。しかし現実の人間世界は動物と戦い、時に殺し、喰らわねばならない。人食い狼を説法で改心させた話などまさにここに繋がっていると思う。フランチェスコは楽園に入る資格を持つ聖人だから、かつてのアダムとイブのように動物たちを従えられるのだ、という思想。

というわけで、西洋においては、もしかすると、「馬の耳に念仏」を唱えられる人は「徳の高い偉い人」になる…のかもしれないというお話だ。いや、でも、凡人が唱えてもあんまり意味ないから結局日本と一緒かもしれないけど。つーか普通の人は狼を改心させらるとかムリだよね。


尚、日本で動物相手の念仏がバカにされるのは、もしかしたら輪廻の思想も関係しているかもしれない。今生で馬なものはひたすら馬、牛は牛である。元は人だったかもしれず、次に輪廻したら人になるかもしれないものに対して、今生で説法してもしょうがないのだ。人生一発限り、死んだらあとは復活の日までひたすら待ってなきゃならないキリスト教は色んな意味でシビアだと思います…はい。

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