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zoom RSS 古代文明のロマンとかなんとかはこのへんで。古代といっても幅があるけど。

<<   作成日時 : 2015/12/21 00:10   >>

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なんとなく本屋に行ったら雑誌コーナーに山積みされてたので買ってきたコレ、なかなか面白かった。
最新の…とまではいかなくても、最近のわりと話題になった系の調査なんかいい感じでチョイスされてると思う。メソポタミア・エジプトからマヤ、ストーンヘンジなど幅広い。ただ東方がちょっと甘いのは…まぁ、この手の本だといつものことかな…。

古代文明の輝き (別冊日経サイエンス)
日本経済新聞出版社
2015-12-12
日経サイエンス編集部

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サブタイを見て「おっ、これ気になるな」と思った人には買いだと思う。
古代文明と聞いて、十年二十年前に子供用の本で読んだ記憶のままになってる人なんかは、今はこれだけ進んでいるのかとびっくりすると思う。「アンティキティラの機械」なんて、昔はオーパーツ扱いでミステリーだとかなんとか言われてたんだぜ(笑) 今はCGで内部が再現できて、腐食して読めなかったギリシャ文字が解読されて用途も分かって来てるっていうね…。つーか元は青銅が腐食してガッチリくっついてて、見た目だけだと「何かの機械っぽいけど良く分からない」って感じだったのね。そりゃあ昔だとオーパーツにされても仕方がないかなって気もしてくる。

マヤの王権の話も面白かった。マヤはインカやアステカと違って「帝国」は築かず、最後まで小国林立の状態のまま、その中で優位な王がいただけの状態を続けていたというのが今までの定説だったけれど、もしかしてその優位な王は「皇帝」と呼んで差し支えない存在だったのでは? などという説も出てきているようだ。ティカルのような優位な王をいただく都市がどのように周辺の都市を従えていたのか、彼らの社会は本当に戦争のない平和な世界だったのか、それらは文字だけからは解読も証明も出来ない。見つかった証拠を地道に積み上げていくしかない。

エジプトの話は、ポーランド隊のやってたサッカラの発掘と、ネフェルトイリ王妃の墓の修復、あとエジプト人が作っていた"動物園"のこと。エジプト人、神格化するくらい動物好きだからね…。アフリカ中央部からゾウやキリンを連れてきてたのは知っていたけれど、シリア熊まで輸入していたとは知らなかった。くまさん…王宮で飼ったのか…。そのクマさんはやっぱりミイラにしてどこかに葬ったのだろうか。気になるところ。

ダマスカス剣の再現の話なんかは、刀剣マニア界の人は好きそうだな。ひと昔前はこれもオーパーツ扱いされて「優れたダマスカス剣の製法」みたいな幻想があったものだけれど、製法は既に解明されていて、再現実験も行われているので気になる刀剣界の人はこの本を見るんだ(笑) 廃れてしまった理由も特定の不純物を含む鉱物が手に入らなくなったからだと推測されている。分かっちゃうと、なーんだ、って感じではある。


謎は、追い付ければいつかはだいたい解ける。
解けなくても、なにか手がかりを見付けることはできる。しかしそれで「古代のロマン」や「ミステリー」が色あせるわけがない。本物の謎は答えをみつけても輝くものだ。真実を隠して作られた偽者の謎だけが崩れ去る。

知ることで失われるロマンなどない。だから古代文明ファンは恐れずに情報の海に踏み出してほしい。ここは沼ではない。広大な海だ。沼ジャンルはハマるだけだが海は溺れる、そして気がつけば陸が見えない。怖くないよ、丸太一本だけで漕ぎ出そう… そして… みんなで楽園を目指すんだ…。


年末年始!  もうすぐ休み!
おまえら読書の準備(積み本と調べるものリスト)は出来てるかぁぁぁ!

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