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zoom RSS 歴史に残るエジプトマニアたち。〜アメリア・エドワーズ

<<   作成日時 : 2015/12/13 00:10   >>

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歴史上、エジプト学には多くの熱心な"パトロン"たちがいた。その最たるものはツタンカーメン王墓を発見したハワード・カーターを支援していた、カーナーヴォン卿だろう。だがしかし、エジプトマニアをやるからには、彼女、アメリア・エドワーズを知らずにいることは許されない。なぜなら彼女がいなければ、多くの歴史に残る発見は成し遂げられなかったかもしれないからだ。

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アメリア・エドワーズ(Amelia Ann Blanford Edwards)は学者ではなく、貴族でもなかった。
大富豪ではあったが、そのお金は自分で稼いだものである。

彼女の職業は――当時でいうところの人気ラノベ作家であった。
(後にジャーナリストなどの肩書きも得ているが。)


ザックリ言うと、エッチな大衆小説とかでベストセラーを出していた人が、エジプト旅行をキッカケにエジプトにハマり、溜めたお金でエジプト基金まで設立しちゃったのである。
カーナーヴォン卿は、自分のお抱えの考古学者に、自分の財宝コレクションを得るために発掘をさせた。これは十九世紀では当たり前の発想だった。しかしアメリアは、全く異なる方法でエジプト学を支援しようとする。民間でエジプト考古学者を支援するために「エジプト調査財団」を設立して、母国イギリスの学者に限らず、広く学者たちに資金を提供したのである。設立は1882年のことであった。

彼女が亡くなったとき、イギリスにエジプト学講座をもつ大学はまだなかった。死ぬ際には、それを作るよう遺言し、全ての財産を大学に寄贈している。後半生は、エジプトのために生きた人生だった。


アメリア・エドワーズは、歴女最高峰にしてエジプトマニア界の偉大なる先人。
そして、学問の世界を主導するのに、男も女も、身分も経歴も関係ないということを教えてくれた人でもある。

"訓練を経たエジプト学者ではなく、また、学問上の便宜を得たものでもなかったが、それにもかかわらず、アメリア・エドワーズは、彼女以前のいかなる女性よりも、彼女以後のいかなる女性よりも、エジプト学において大きな貢献をなしとげた。なぜなら、エジプト調査財団の創設とエジプト学講座の創設は、測り知れない価値をもつからである。"

「エジプト学夜話」より

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