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zoom RSS 各ジャンル考古学者ズ「みんな報告書出さなさ杉」理由は「高価だから」って本当…?

<<   作成日時 : 2015/11/22 00:10   >>

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考古学で、遺跡を発掘したら発掘報告書を出さなくてはならない。

報告書とは、論文なんかと違って要するに「どこからどんな感じで何が出てきました」みたいな状態報告である。生データと言ってもいいかもしれない。発掘現場の平面図があったり、写真があったり、出土品の詳細な図や大きさ、材質などがあったり、…と、やったこと全部盛り込まれているようなのが望ましい。

しかしこれが、なっかなか出てこない発掘調査が一杯あるんである。
ヘタすると三十年前のがようやく今になって出版される、とかいうこともある。また報告書を出す前に関わった研究者の寿命が尽きてしまい、記録が残らないままになってしまった遺跡も多数ある。(´・ω・`)

いったん発掘しちゃうと、発掘現場はもう元には戻せないわけで、近代的な考古学調査では、記録は必ずとらねばならない。もちろんそれはほとんどの調査隊がやっていると思う。ただ、その記録をまとめて、他の学者が利用できる形で出版する「報告書」が出ない、ということだ。


これ、エジプトでもギリシャでもマヤやインカやってる人でも、皆言うのね。考古学会固有の持病ですか? 報告書出さない病みたいなのがあるんですかみたいな。IT業界で言うデスマーチみたいなアレかと。

記録はとってんだからまとめればええだけちゃうのん? 出来るやろ。つーかやれよ。と、ずっと思っていたのだが、なんかたまたま見つけた文章に原因っぽいことが書かれていた。


西アジア考古学における発掘報告書出版の重要性
http://jswaa.org/jswaa/JWAA_13_2012_081-086.pdf

(これは、西アジア考古学会 のバックナンバーに載ってたコラムの一篇。)


「調査報告書を出すのにお金がかかる、高い」というのだ。
これを見てエーっとちょっと思った。いや確かにさぁ、ちゃんとした本として出版したら高いよ? 部数がそんなに売れる本じゃないしさ。でもさ。

 別にWebでもコピー本でも出せるよね?

長谷川先生が指摘してるとおりだよ…
わざわざ金使ってキッチリ本で出さないでも無料公開だって出来るんだぜ今の時代…。


このコラムでは、「報告書を出さなければ発掘の内容は自分の死とともに失われてしまう」ということも書かれている。そのとおりだと思う。自分が死んだら、自分が掘った遺跡の詳細がなくなっちゃうんだぞ。生きてるうちに出さないと。大発見なんてしなくても、報告書出してれば、関わった遺跡の名前とともに自分の名前が残るんだから。
人生は短い。使える時間には限りがある。みんな報告書出そう。

いちまんえん以上するクッソでかい報告書だと興味あってもなかなか読めないんだよ…
(それでも何冊かうちにあるけど…)

コピー本でいいから安く出してくれれば、そこらのマニアも手が出しやすいんだよ…



というわけでお金ない若手考古学者の皆さん。報告書はぜひとも同人誌形式で出していただきたい。 むしろ「本職考古学者が出す学術ブース!!」みたいな感じでコミケに出てくれてもいい。エジプト学者ブース出たら全国二百万(適当)のエジプトマニアがエジプト人コスで押し掛けますよ?

#特に中南米でやってる日本の学者さん日本語資料オナシャス
#まじで日本語ないんで(´・ω・`)

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