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zoom RSS NHKスペサル「新島誕生」、西ノ島の知られざる現状が明らかに。

<<   作成日時 : 2015/09/14 00:10   >>

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NHKオンデマのオススメに出てたので見てみた「新島誕生」。
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2015064334SA000/

いまも拡大を続ける西ノ島、たまにニュースで流れてるけど面積が大きくなったとかだけで詳細はあまり知られていなかった。というのも、まだ活発な噴火が続いているので近くまで行けないからだ。

その西ノ島に無人ヘリやドローンなどを飛ばして観測しよう、海の中も確認するよ! というのがこの番組。協力に海上保安庁とかJAMSTECとかの名前が流れるガチな番組だ。

無人ヘリで確認する西ノ島の姿は、ふつくしい。
伊豆の大室山みたいなかんじ。いいなあ、冷えたらここの山のお鉢巡りしたいなぁ。

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でも噴火口からはガンガン噴出し続けている。
小さくみえるけど噴出してる岩の最大直系は300m。当たったらぺしゃんこ。近づくとヘリの機体の温度が上昇しすぎてやばいらしい。

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島の表面を流れている黒っぽい川みたいなもの、これは実は溶岩だそうだ。表面が冷えて黒くなっている下を、真っ赤な溶岩がゆっくりゆっくり広がっている。
山の噴火だけではなく、島本体から流れ出す溶岩が何層にも積み重なってミルフィーユみたいになって、西ノ島の厚みを増しているのだという。

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火山の噴火のときに勢いよく流れてる溶岩、っていうのは見たことあるけど、こんなふうに地面の中を多重にゆっくり流れてる溶岩って確かに珍しいと思う。すごく貴重な映像だ。映像を見てる学者先生のテンションが めっちゃ高い。ていうかこの番組、出てくる研究者&スタッフのテンションがみんな高くて、目をキラッキラ輝かせながら取り組んでるので、見てるほうも楽しくなってくる。未知なるものに触れるときの科学者はとてもいい顔をしている。


さて、西ノ島は「どうして拡大を続けるのか」という誰もがもっているだろう疑問。
あとのほうで、島のあちこちから溶岩を採取して分析するというパートがあって、そこで、島は安山岩という軽めの石で出来ていることが判明する。

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通常の火山島は、重たい岩石で出来ているので噴火を続けて巨大化すると自重で岩盤ごとマントルに沈んでしまう。なのであまり巨大化できない。だが大陸は、軽い石で出来ているのでマントルの上に浮くことが出来る。

西ノ島は、大陸と同じ軽い岩石で形成されているので、沈まずに巨大化し続けていられるのだ。

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つまり、西ノ島が拡大しているプロセスは、大陸が出来ていくプロセスと似ている のだ。

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これは夢が広がりまくりんぐ。大陸と同じ形成方法=このまま噴火が続けば将来マジで大陸が出来ちゃうかも?! すごいぞ西ノ島。1000年後くらいに西ノ大陸(日本から見ると東だけど)とかになれるかもしれないぞ。我々は歴史の始まりを目撃しているのかもしれない。
「これムー大陸になるんでしょ」とかネット上の冗談で言ってたけど嘘から出た誠という諺どおりになるやもしれぬ。



そしてもう一つ、すげえ!と思ったのは、この状態の西ノ島に大量の海鳥が住んでいること。
もとの西ノ島は、新しく噴火で出来た新島に飲みこまれて、ほんの1haほどの面積しか残されていない。そこに無人カメラを設置する。

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無人カメラで撮影した西ノ島には、なんと噴火前と同じアオツラカツオドリの姿が!

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ガメラの周りを舞い飛ぶ鳥の姿に「うおお」って思わず声を上げた。画面の奥の黒いとこは冷えた溶岩。後ろでガンガン噴火してるのに海鳥たちは今もこの島で巣を作り、子育てしながら暮らしているのだ。生命って強いんだ。

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海鳥の翼を使えば別の島にもいけるのに、それでもここに住み続ける鳥たちの不思議。
たった1haだけ残った土地。それは拡大しつづける島が、鳥たちのために残してくれた土地のようにも見えた。

島の拡大がいつ終わるのかは誰にも分からない。だが確かにことは、この大地はそう簡単に波に消えてしまうものではないということだ。いつか遠い未来、人がここに上陸できるようになったとき、そこにはどんな生態系が形成されているのだろうか。何十年もかかるかもしれないが、それを見ることのできる日が来ることを待っていたいと思う。

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