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zoom RSS ギルガメシュ叙事詩でギルやんが装備してるものを調べてみた

<<   作成日時 : 2015/04/26 00:10   >>

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原典こちら。

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* 学術書寄り、各言語のバージョンごとに訳をわけてくれているので出典が分かりやすい

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*入手困難、学術書寄り




というわけで、現在放映中の某アニメでは全身金づくめの金ぴか野郎に設定されてるギルガメシュ、そもそも金ピカなもの身につけたことあったんだっけ? というのを、あらためて原典で確認してみた。

まぁあれが史実だと思ってる人はいないだろうし、金を豊富に手に入れられたエジプトと違って、メソポタミアは貴金属も宝石類も手に入りにくかったんで、原典の格好がわりと地味なんだろうなっていうのは分かってて、それでも敢えて調べてみる重箱の隅つつき感が楽しいんじゃんっていうね。



★基本事項★

ギルガメシュ叙事詩はシュメールが起源ですが、その後、バビロニア語、アッカド語、アッシリア語など様々な言語でも語り継がれているため、「xx語版」というバージョンの差異があります。また、最初から最後まで完全に残っている
バージョンはなく、石版が欠損してるものばかりなので、異なる言語のバージョンどうしで欠けている部分を補足してストーリーをつなげたものが現在知られている「ギルガメシュ叙事詩」になります。

出版されている本の中で、「ここからここまではxx語版で補足」といった注釈が入っているのは、そのため。



●武器の鋳造シーン

ギルガメシュとエンキドゥがフンババ退治に行く前に準備する武器の説明。

「三ビルトゥある斧を彼らは鋳造した。/大いなる剣を彼らは鋳造した。/(その)刃はそれぞれ二ビルトゥ、/柄についた鍔(?)は三十ムナ、/三十ムナある黄金の短剣(とともに?)/ギルガメシュとエンキドゥはそれぞれ十ビルトゥを身につけた。」
*アッシリア語版A 第二の書版 第五欄

ちなみに1ビルトゥ=60ポンド、1ムナ=1ポンド。600ポンド身につけたということは約272キロ。装備重ッ!


●正装シーン

フンババ退治後の凱旋シーン。

「彼は汚れたものを投げ捨て、/マントで身を覆いバンドをしめた/彼が冠りものを身につけると」

ここでいうマントはアシートゥ、バンドはアガッフと呼ばれる正装のことだと考えられている。どちらもメソポタミアの正装としてはよく見られるもの。アシートゥの実物はこの記事で紹介した本に載ってたのだが、図書館で借りたやつなので手元に図が無い(´・ω・`)


以上、各国語バージョン探してみたけど、衣装に言及してるのこの二箇所だけでした。
辛うじて「黄金の短剣」というワードは出てくるけど、某アニメみたく全身金ピカってわけでもないよね…。あれ何でヨロイまで金ぴかになっちゃったんだろ。



*******

ちなみに某アニメでは無敵かよお前って強さを誇るギルやんですが、原典には弱点が一杯出てきます…
一番の弱点は 状態異常系の魔法の耐性が低い ってことですかね! 疫病の風とか眠りの霧とかね。これでボス戦もバッチリだね★



******

ついき

なんか「ドルアーガの塔」っていう別の作品の金ぴかギルガメッシュのオマージュらしいんだ…

おまけ

アッカド語版ギルガメッシュ叙事詩を音読すると、こんな感じになるらしいよ
http://www.openculture.com/2010/10/the_sounds_of_ancient_mesopotamia.html

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