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zoom RSS 呼んでますよ! アヌビスさん 2/26は「包む日」らしい

<<   作成日時 : 2015/02/26 00:10   >>

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なんかよく分からんが「2」→つ 「2」→つ 「6」→む らしいので、「ほなミイラ包みます?」と即答した私ですよ。
包むといえば包帯! 包帯といえばミイラ! 我らがプロミイラ職神アヌビスさん、今日はあなたの日です! ←勝手に制定



\はーい!/
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といわけで今日は包帯の話をしてみたいと思います。

ミイラ作りに欠かせない包帯。もちろん布。何の布かというと 亜麻布 でこざいます。いわゆるリネンですね。亜麻はエジプトに、一杯ってほどじゃないけど生えてました。ちなみに絹や木綿はまだ輸入されていません。現代エジプトだと綿花プランテーションのイメージが強いですが、エジプトで綿花栽培が始まるのはイギリス統治下に入ってからのことです。

ルカの「ミイラ考古学入門」によれば、ミイラ作りに使われた布には三種類があったといいます。以下引用。

すなわち死体全体を包み込む屍衣ないし包布、空洞を埋めたり出っ張りを減らす詰め物、そして全体の形を整える包帯である。



織物を作るのは大変なので、そして一体のミイラを作るのに時に何十メートルもの布を消費するので、ミイラ作りに用いられる布は必ずしも新品ではなかったようです。もちろん王族・貴族のミイラしか作られていなかった時代には上等な亜麻布が使われていたのだと思いますが、庶民のミイラだとそうもいきません。末期王朝あたりのミイラだと、古くなった衣類を再利用したケースが多々あります。ただしこれは、以下のとおり王族にも見られる習慣で、必ずしもコスト削減ということではなかった模様。

家族の衣類を使用した例はかなり昔に遡り、メントゥホテプ二世(第11王朝)の王妃アーシャイトのミイラには「メントゥホテプ王」と記されたものと「高級亜麻布商」と記されたものとの二つの包帯が巻かれていた。
そのほかにも「死者の書」の中にその形跡をたどることができる。それは家族が製造元から手に入れた、ミイラ梱包用に造られた衣類である。これを見ると、トタイトスと称する人物が息子のミイラを包むために衣類を契約に従ってミイラ師に提供しており、埋葬費用の具体例となっている。



ただ、鼻の中や切開した腹の中など、外から見えないところに突っ込む用の布は大抵ボロ布だったようです。というか完成時に抜き取る予定だったのが、取り忘れて体内に残されたままなのだとも考えられています。うん、…エジプト人だしね。

場合によっては神殿で儀式に使われた布が神聖なものとした下げ渡されて使われていたり、同時に複数ミイラを作っていたらしく「この布はxxのミイラに使うやつ」とメモ書きされたまま巻かれていたり、呪術的な意味なのかめちゃくちゃグルグルに包帯を巻かれていて解いてみるとなんと数百メートルもあったり、たかが布されど布、ミイラ包みの世界も奥深いのです。

ちなみにエジプト、衣類にあまり染料を使いません。残っている衣類はたいてい洗いざらしの亜麻布です。
暑いと汗をかくってことで、頻繁に洗濯していたので色つける意味がなかったのではないかとかなんとか。


そしてミイラの包帯といえば、なんかこうぐーるぐるなイメージだと思うんですが…
末期王朝のミイラはこんなんです。棺をあけたらパカっとな

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全然ぐるぐるじゃないですし! 時代によってもだいぶ巻き方が違うんですが、黄金マスク被ったりする必要のない庶民ミイラはこんな感じですっぽり布を被ったようになってることが多いです。

時代が進むと、豪華絢爛な副葬品が減るかわりに、包帯まきの技術が発達して複雑な装飾巻きが行われるようになっていきます。プトレマイオス朝時代の動物(トキ)のミイラなんかはこんな感じで、芸術的とさえ感じられるような巻き方に。

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そう、ミイラ包み職人はプロだったのです。どうせ包んじゃえば解くことはないので中身はてけとーかもしれませんが、外側はしっかり仕上げなくては遺族からクレームがついてしまいますからね。ここ手抜けないとこなんですよ!


たかがミイラ包み、されどミイラ包み。アヌビスさん記念日には、日々葬祭のためにがんばるアヌビスさんをねぎらってあげましょう。

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