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zoom RSS 古代エジプトの迷宮(ラビュリントス)、ハワーラのピラミッド

<<   作成日時 : 2015/02/22 00:10   >>

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ラビュリントスといえばクレタ島、ミノス王の宮殿… そう思っている人がほとんどでしょうが古代エジプトにもラビュリントスはありました。というかギリシャ人が旅行に来て「何これ迷宮じゃん!」と言って日記に書いた建造物が。

それがこちら、ハワーラのピラミッドに付随する葬祭殿。(※写真はピラミッド部分のみ)

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作らせたのは第十二王朝の王様、アメンエムハト3世。本体は日干しレンガなのでちょい崩れちゃってますが… このピラミッドの前の部分に、かつては複雑な構造を持つ石造りの神殿が存在したのです。

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ローマ支配時代に石材をがっつり流用されてしまったせいで、現在は何も残っていませんが、現存していた時代に旅行したギリシャ人の記録があります。メジャーどころだと大プリニウス、ストラボン、ヘロドトスとか。

ヘロドトスの「歴史」だと、こんな感じです。


それに、彼等は共同の記念物を残そうと考え、一つの迷宮を作らせるために決めたのであるが、これはモイリス湖の少し上部でほぼあの「鰐」と呼ばれるポリスの近くにある。
(中略)
すなわち、それは十二の屋根のある方庭から成り、六つは北に、六つは南に向いて互いに向かい合って連なる戸口があり、同じ一個のへいがそれらの外部にめぐらされている。内部には、地下のものとその上の地上のものと、各々千五百あってその数三千に達する二種の室がある。ところで、地上の室は我々も自分で通り抜けて見物したのであって、自分自身目撃したままを述べるわけであるが、地下室のほうは話に聞いただけである。というのは、監視人のエジプト人がそこにはその迷宮を創設した王たちと神聖な鰐の菩提所があると称して、どうしてもそれを見物させることを承知しなかったからである。

(2巻 148)



それぞれの記述者で部屋の数など内容が若干異なるところもありますが、そこはそれ日記的なものなのでしょうがないところもあります。が、地上と地下に分かれた広大な神殿が存在した、という点については記述は一致しています。

現存していれば素晴らしい眺めだったかもしれない、古代エジプトの失われた"迷宮"。
ハワーラの崩れたピラミッドを見上げるときは、砂の中に消えた幻の神殿のことを考えてみると、妄想がはかどりますYO。

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