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zoom RSS パタゴニア パイネ国立公園周回

<<   作成日時 : 2015/01/10 00:10   >>

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翌日は英語・スペイン語混載のバスツアーに参加して、パイネ国立公園内の主要な観光場所を回ることにしていた。

パイネ国立公園は、めっちゃ広い。

徒歩で回ろうとすると一週間以上かかるような場所なので、なかなか徒歩ではいけない。レンタカーというテもあるが、道は舗装されていないし動物は飛び出してくるし、公園内にはガススタなどは無いので自己責任である。まぁ全域の概要だけならバスツアーでよかろうと。
翌日からは公園内宿泊なので、帰りは公園内のバス停でドロップオフしてもらうようお願いしている。



ちなみにこれがバスツアーで回る、公園内の南半分の地図。

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Fireとメモしてある部分は、車窓から見えた、二年前の失火で消失したと思われる部分。木がコゲていた。1万5000ヘクタールほどを焼いた大規模な火災だったというが、本当に広い範囲に焼け跡が残っていた。

ペオエ湖畔のレッキングルート上から見た湖畔、手前は緑だが対岸は火災の跡がいまも残されている。

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特にひどいのはペオエ湖ホテル周辺。よくホテル無事だったなと。湖の中に突き出してるからなんとか耐えたんですかね…。
ただ自然の回復力はすごくて、焼け焦げた木々の間に下草がみっちり生え、幼木も育ち始めていたので、そのうち元通りになると思う。自然は、やっぱり強い。

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さてバスツアーは、ナタレスの町の各ホテルでお客さんをピックアップして、夕方にまたナタレスの町へと戻るスタイル。季節は夏、日の出が早く日の入りが遅いので9時出発・17時帰着くらいのスケジュール。スタートは公園入り口、ラストが公園奥の車道の終着点にあるグレイ氷河。なお、地図の1マスは縦横4kmである。それで距離感が分かると思う。

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公園内はガチで広い…。


この日も風が強く、寒いわけでは無いのに気がつくと耳たぶがすごく冷たくなっていたので、途中トイレ休憩で立ち寄った土産物屋でニット帽子を買った。インカの衣装でよく見る耳の部分が垂れてるアレである。すると帽子が風でペラペラすることもなく、耳も暖かい! 民族衣装には意味があるのだなと思った次第。

地図に「強風注意」マークがところどころついているが、ぶっちゃけそれ以外の場所でも風強かったよ(´・ω・`)
風の強い場所に生える草花はとっても硬い。花弁のようなものがついているが、触れるとガッチガチで花弁というより萼(がく)だった。そして風がふっとやんだ一瞬を狙ってチョウチョが飛んでくる。自然界の生き物は逞しい。

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昼食はペオエ湖近くのレストランでバイキング。
ツアーに参加した日、ツアー客には中国人が多く、中国人一家はなんか中国人のステレオタイプみたいな人たちで更に大量にサラダを盛り上げ、スープをお代わりしまくっていていつまでもごはんが終わらない。

そんなこともあろうかと、ちゃちゃっとごはんを食べたあとは湖畔のお散歩コースに旅に出る。



風とタンポポ…。

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驚くべきことに、湖のほとりは砂浜だった。海じゃないのに。氷河が長い年月かけて岩を削った結果だろうか。
ちなみに波は風で立っている。かなりの強風。

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パタゴニアでは、何も気にせずシャッター押すだけでも絵画かファンタジーCGかと見まごうような写真が撮れてしまう。写真家なんかが来たらどこを撮るか迷うに違いない。このくらいのレベルでファンタジーを想定しないと、脳内はリアルを越えられない。

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どこまでも続く小道と、先導するように過ぎてゆくきつね。
乗馬コースもあるらしく、ときどき馬に乗った人も通り過ぎていく。茂みの中には赤い甘酸っぱいカラファテの実がなっていて、鳥の声が響いている。

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…のどかだ。
ずっと歩いていきたくなる道、でも時間なので戻らねばなりませぬ。

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昼食後はペオエ湖からグレイ湖へ。グレイ氷河は、かなり後退してしまっていて、展望台からはもうずっとはるか上流にかすかに見えるくらいになっている。

ちなみに入り口のつり橋から、展望台のある島みたいなもののところに行くまでのルートはこれ。
1時間半と書かれているが、かなり頑張って歩いて1時間半のコース。つか私のフルスピードで1時間ちょいだったから…たぶんご年配の方だともうちょっとかかるかと…。

パイネのルート地図に書かれた所要時間は全般的に、日本人の背丈だとちょいとキツいと思う。

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ルート入り口は2つに分岐しているが、片方にはこんな看板が立っている。「こっちの道はガイドつけないと歩いちゃダメ」「ピューマ出るけん危険」だそうだ。ピューマ…。

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もう一方のつり橋のほうが、グレイ氷河の見える展望台へ続く道、
しばらく森の中を歩き、それを抜けた途端… 湖畔は砂利とぬかるみの平原へと変わる。

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一日ツアーの中では、ここが一番の強風地帯だった。風速20mは軽く越えていると思う風がひっきりなしに叩きつける。目の前で小太りなおいちゃんがよろけて転倒するくらい。それもあってなかなか前に進めない。展望台ははるか向こうに見えている小島である。辿り・・・つけるの・・・か?

湖の向こうから吹いてくる風に、カメラさえまともに構えられない。そんな中を黙々と展望台のある小島に向かって歩く人々。

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そしてそこまで苦労してたどり着いた展望台から、氷河は先端部のちょびっとした白いとこしか見えないのである(´・ω・`) ま、まあ、ここの氷河はそんなもんなんだきっと。後日デカい氷河見に行くからいっかなーってカンジで…。



夕方、バスは帰路に着く。
公園の端から端まで走るだけで1時間半くらいはかかっていたかと思う。帰りは寝ている人も多かった。
しかし朝とは光線の加減が違っていて風景が雰囲気を変えているので、自分は必死で窓の外を眺めていた(笑) 山がふつくしい… ふつくしいのだよ… 標高1000mくらいのところにもう万年雪があるよっ! 氷河が削ったシャープな山影ハアハア。この時すでに登山モード。

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今回自分が参加したツアーは最寄の町ナタレスからの往復だったため、わりとゆったり各ポイントで時間をとって見せてくれたが、日が短くなる夏の終わりや春先はおそらくもっと駆け足になるだろう。ツアー出発時間が早くてキツいかもしれない。
また国境向こうのカラファテから来るツアーもあるようだが、カラファテ→パイネまでは5時間かかるうえ、途中の国境の検問が死ぬほど時間食うので絶対に止めた方がいい。せっかくここまで来て公園内がほとんど見られないなんてのは意味がない。ナタレス宿泊で夏場に日帰りが最低ラインである。

バスが回るのは、公園の中心部にある3つの大きな湖、グレイ湖、ペオエ湖、サルミエント湖の南側の車道がある部分だけ。しかしこれでも、湖ごしにパイネ・グランデやパイネの角を見、サルト・グランデ(滝)やグレイ氷河といったビュースポットを軽くトレッキングすることが出来る。ガチなトレッカーは湖の反対側の徒歩ルート(いわゆるWルート)を山小屋やテントに宿泊しながら何日もかけて歩いていくのである。その入り口となるのが今回自分がドロップ・オフしてもらったアマルガ湖側のバス停。

そこからのバスは、レフジオ(山小屋)かホテル・ラス・トーレス予約客であればタダ。それ以外の客は有料。
ちなみにバスといってもただのワンボックスカーで、未舗装の道を砂利を巻き上げながらガッタンガッタン揺れて走るので、お世辞にも乗り心地はあまりよくなかった(笑) そして意外と坂道だった。
車だと15分の距離だが、徒歩だと2時間かかるコースらしい。

位置関係。

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私一人をドロップしたあと、ツアーバスはナタレスの町へと戻っていった。中の人は野に解き放たれた…(違
明日からはいよいよ公園内のトレッキング(というか登山)開始。歩くぞー!



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