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zoom RSS うぃきぺでぃあのエジプト神話が面白いことになっている

<<   作成日時 : 2014/11/06 00:10   >>

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パズドラっちゅースマホで流行ってるゲームがあって、そこにエジプト神が追加されたんですわ。

で、エジプト神話を全然知らないパズドラ勢が「この神様なによ」みたいな感じで調べはじめたみたいなんですが、その内容がどうもおかしい。アヌビスがセトの息子になっていたり、ヌトとゲブの子供が四人になっていたり、エジプト神話の本を見ていれば絶対にしないだろう間違いが出回っている…

どっからきた話だろうと思っていたら、どうやらソースがWeikipediaだったらしい。
というわけで改めてみてみたら、何年も見ていないうちに、色々凄いことになっていた(笑)


オシリス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%B9
オシリスの偉業は武力によらずエジプトと近隣の国家を平和的に平定し、産業を広めた古代のシリア王をモデルにしているとされる。


なんすかこれ。シリアの王って誰やねん。エジプトの初期の王は異国からやって来たっていう外来説?
その説は百年くらい前にお亡くなりになってたような…


アメン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%B3
中王国時代第11王朝のメンチュヘテプ2世(英語版)がテーベを首都としてエジプトを再統一して以来、末期王朝時代の第30王朝までの1,700年余りにわたり、ラー神と一体化


えっいやちょっと意味が分からない。そして「ラー=アメン」って何。「アメン=ラー」だよね、アメン神推しでアメン先頭だよね。でもってなんで30王朝まで限定なの…?

新王国に、アメン神殿と祭司団は絶大な権力をふるい、アメンホテプ4世の一時的反発を圧殺した。

アクエンアテンは最後に自滅しただけで別に圧殺されてねーけど…むしろ強権ふるって遷都してますけど…。
アメン神官団の権力を書きたいなら、後に自ら王と称して独立しちゃった神官国家に言及したほうがいい。


セト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%88
その呼吸はミミズなどのゼン虫を招くとされ、また金属の鉱石は『セトの骨』と呼ばれた。その類まれなる強さで暗闇と混沌を司る悪魔神アポピスを戦いで打ち破ったと神話に謳われた。


前半のゼン虫とかセトの骨がよく分からないけど、たぶん死者の書?
アポピスを打ち破ったと神話に謳われたことはない(笑) 死者の書にアポピスを倒すセトの姿はある。ので、たぶんそこが出所なんだと思う。

敗れたセトは、地上の世界を去り地下世界に隠遁した。地上には雷の声として響くだけである。


地下(=死者の国)に行ったのは殺されたオシリスさんですが…オシリスと間違えている?
セトさんの領地は沙漠なので、沙漠行けばいますけど。

「王の武器の主人」という称号もあり、ファラオに武術を教える神としても信仰を受けた。


武術じゃなくて、弓術な。これじゃ格闘技とか教えてそうだわ。

歴代王朝のファラオは、自身がオシリスとセト二人の最強神兄弟の相続人であり、ホルスとセト、つまりは上下エジプトの地位の合体であるとして、その権威を民衆に誇示していた。


オシリスが王権に関わることはほとんどない。むしろ民間信仰。そして最強神でもない、オシリスさん戦わないし。上下エジプトがホルスとセトで象徴されることがあるのは正しいが、民衆への権威は太陽神の後継者(ラーの息子ホルス)として示されていた。


セベク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%99%E3%82%AF
彼の名前は「妊娠するかしないかを決める者」を意味する


意味不明すぎて笑った。ソースに選んだ本が悪い。
ほかの本全てが違うことを書いているのに、よりにもよってその本から引いてくるのか…。

本文中でファイユームとモエリスの言葉が錯綜しているが、ファイユーム地方はかつてナイルの増水があったころは全体が湖だったことや、その湖が縮んで今の地形になったことがおそらく考慮されていない。他のページに比べソースを色々書いてるわりに、中王国時代にファイユームが干拓されて一大穀物生産地となったことがセベク神が豊穣神として祀られるようになった理由だという基本事項に触れられてないなど、何がやりたかったのかよく分からない。ていうか中王国時代の王たちが王名に「セベク」を入れたのとも関連するんですけどね…


ネフティス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%95%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9
オシリスとイシスとの妹、セトの姉と同時に妻。セトにそむいてオシリスの復活のためにイシスに協力し、死者の守護神となる。死者の着る麻布を纏い毛髪がミイラが付ける鬘でできている。 セトと子供を作ろうとするが拒まれ、その代わりにオシリスを酒で酔いつぶして、彼との不倫によって身篭もった。


えっいやちょっと意味が分からない。セトの妹だよね。死者の着る麻布を纏い毛髪がミイラが付ける鬘でできているって何?? セトと子作りなんてしましたっけ…

ハピ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%94

エジプトの人々は氾濫の期間にハピに食物や装飾品、宝石を供物として捧げた


神様に宝石を捧げることはないです。

ハピがその女性の胸でオシリスに乳を与え、オシリスを復活させたという話もある[1]。オシリス信仰期に、エジプトの神々の中でハピの妻とみなされていたのはネクベトであった[4]。


は? え? と思ってソース見たらイオンズだった…。
確認してないけど、これイオンズソースで追記してるの全部おなじ人だったりしないのかな。あれは資料として使ってはいけない人だ。



*************

とまあ、適当にポチっただけでこの有様。
単純に解釈の問題とかソースの選び方が悪いのではなく、理解して書いてる感じが全くない。なんとなく本を開いて、書かれている文章の一部を断片的に引き写しただけとしか思えない。そして昔よりだいぶ悪化している…。

多人数で作ってるWiki形式のナレッジは、編集者が多いうちは優秀だけど、書きなおす人や知識のある人の監視が無くなれば、途端にガラクタの山と化すんですよね。そして、どんなに素晴らしい記事があったとしても、それが何年か後もそのままあるとは限らない。誰かが書き換えて台無しにしてしまうこともある。ルール上ソースさえあればいいので、オカルト本をソースに記載して書き換えることだって出来る。


うちも公平性は敢えて無視して中の人の趣味全開でやってるんで、まあアレでナニでソレですが、少なくとも今のWikipediaよりはだいぶマシな気がする。


というわけで。

パズドラ勢は、 Wikipediaを信じず、ヌト(天の女神)とゲブ(大地の神)の子供は全部で五人いることをお忘れなきようお願いします。


子供は オシリス・イシス・ネフティス・セト・大ホルス ←コレ忘れる人が多い

オシリスとイシスの息子ホルスと同じ名前なので混同されやすい、というか古代エジプト人自身もよく混同している。というのも初期の神話ではホルスはオシリスとイシスの子供ではなかったのに、後付で親子関係を作ってしまったため生じた矛盾を、同じ名前の別の神様にして無理やり解消しようとしてこうなったから…。

その意味では、本来、ハトホルと結婚したホルスはオシリスやイシスの「兄弟」のほうのホルスだったりする。

ちなみに「ホルスの息子たち」と呼ばれる四柱の神々は、ホルスとハトホルの子供ではないです。アレは「息子たち」っていう称号なだけで、血の繋がり的な息子ではないんよね…。


****************
うちのエジプト神様名簿はこれ。

http://www.moonover.jp/bekkan/god/index.htm

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