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zoom RSS ローマから奈良へ続く道、橿原で見つかったガラス容器から考えること

<<   作成日時 : 2014/11/20 00:10   >>

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ちょっと前に流れたこのニュース。

奈良で出土の皿、ローマ帝国から? 化学組成ほぼ一致
http://www.asahi.com/articles/ASGCD3C6RGCDPOMB001.html

画像


奈良からはペルシャ伝来のガラス製品なんかも出てて、まさに「シルクロードの終着点」ってかんじだったんだなあ。としみじみ思ったりするわけなんですが、昔から気になってたのは、「シルクロードを日本まで物品がわたってくるのにどのくらい時間かかってたの?」ということ。

一人の人間が物品運ぶわけないので、たとえばイタリアで作られたものが日本まで届く場合、

・船便で地中海を渡ってキプロスへ
・キプロスで売りさばかれて対岸のシドンへ
・シドンから陸路でカスピ海あたりまで
・カスピ海からウラル山脈を越えて中国方面へ

…みたいな感じで、複数の商隊が絡みつつ、色んな人の手を経つつ来てるはずなんですよ。
で今回のニュースで、それが一部わかる。


・ローマ帝国(前27〜395年)にローマ領内で作られたガラスと成分が一致
・ガラス容器の見つかった古墳は5世紀末(450年〜500年)のもの

すなわち、この容器が製造されてから日本に届くまでの時間は、 最大500年以上、最小50年以下。

さすがに500年もはかかってないと思いますが、それにしたって数十年かかってる可能性はある。
貴重なものなので届いてすぐ埋葬ということはないと思いますが、百年以上使い続けるってこともないでしょうし、ローマではもう作られなくなってから日本に届いてる可能性が考えられるんですよね。時間距離は、やっぱ遠いなー…という感じ。

これって、星の光が地球に届くまでと同じようなものかなと。
何億光年もかかる遠いところにある星は、空に見えているけれど、本当はもう何万年も前に無くなってるかもしれない。同じように、ローマ帝国はもうないんだけど、大陸の果てではそれをまだ知らない商人が「西のほうにすごい帝国があって、これはそこで作ったものなんだ」ってドヤ顔で食器を献上してる、みたいな。


こういうのが考古学のロマンかなぁって、ボクは思うんです。

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