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zoom RSS 古本屋へ行こう!

<<   作成日時 : 2014/11/02 00:10   >>

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古本屋が好きだ。まず古い紙の臭い。人の手垢が染み付いたように変色した表紙。雑多に積み上げられた本の山に狭い通路。
本好きは大抵、古本屋というものに落ち着きを感じる。そして、買う気もなくふらりと立ち寄ったはずなのに、行くと大抵、何かを買ってしまう。

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近年、出版業界が不況だと言う。本が売れないという。
経済的に余裕がないからだとか活字離れだとか業界人は言い訳するのだが、あえて言おう。


 そんなわけねーだろ


欲しい本出してくれねーから買えないんですよ。
もしくは出してても本屋に置いてないから気が付かないんですよ。

本好きは食費を削っても本を買うバカばっかりである。地震が起きて本棚が崩れてきて圧死するとしても、本棚に潰されるならまぁしょうがないかなっ、とか思ってる人生かけてる人種のことを言う。本棚にスキマがあると埋めたくてしょうがなくなる感じである。
欲しい本があれば、たとえ万札でも本好きは買う。

だが最近は、「なんとなく流し読みして気に入ったから買って帰る」というパターンがめっきり減っている。本屋にいくと、そこそこ大きなところでも、流行りモノの本に大半の面積がとられいて、教養関係のコーナーはとても狭い。興味のあるジャンルは検索なりしてタイトルにたどり着いたあとでAmazonの通販で購入できるが、特に興味のないジャンルは、本屋になければ選択肢にすら上がってこない。出会うチャンスがあるとすれば、あとは図書館くらいである。そして、更に良いのが古本屋――そこには、既に絶版されて入手できなくなっている過去の本すらもあり、手にとって気になればその場で購入も出来る――である。

だから、未知のジャンルの本に出会いたければ、古本屋に行くといい。
どーでもいいペラい内容の本を平積みして「これが今月のベストセラーです!」なんてやってる本屋はもういい。街角の小さな古本屋を巡って、忘れられた至高の一冊を見つけ出す喜びを味わおうじゃないか。

出版業界の人たちよ。どうか自分たちの不手際を、時代だの世の中だの若者の活字離れだののせいにしないでほしい。活字中毒病に冒された哀れな人々の財布のヒモは、いつだって紙の束を買い占めるために緩められている。

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