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zoom RSS 「ファラオの呪い=ツタンカーメン」はもう古い。これからの時代はセケムケト王!

<<   作成日時 : 2014/09/25 00:10   >>

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最近なんかしらんけどツタンカーメンの呪いを今更のように蒸し返す番組が多くて、わたくしちょっとイライラしてきました。いつまでそんな話をしとんねんと。既にオチの見えた話を何十回繰り返しとんねんと。調べなくていいから番組作るの楽なんだろ? 不完全燃焼なんだろ? そうなんだろ? そんなことで視聴者のテレビ離れを防げるか!!(机バーン)

科学の皮を被ろうが、オカルトや心霊寄りだろうが、与えられた答えに満足するだけならどっちも変わらん。


お年寄りでもともと体調崩してたカーナーヴォン卿が亡くなっただけで、その他のメンバー軒並みお元気、発掘の陣頭指揮だったハワード・カーターが天寿全うしてるツタンカーメン王のことはもう忘れるんだ。

これからの時代は、発掘中にメンバー死亡、発掘総指揮が謎の自殺、さらに未開封の棺を空けたにもかかわらず中が空だったというエジプト発掘史上屈指のミステリアス・ファラオ、セケムケト様の時代ですよ!

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セケムケト王は、第三王朝、ジェセル王の次の代の王様。
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/farao18.htm

真正ピラミッドを作る技術はまだなく、ピラミッドはジェセル王のものと同じ階段状で作られる予定だったようだが未完成におわり、土台部分は砂にうもれたまま忘れ去れていた。発見されたのは1952年、入り口が開封されたのが1954年。


*当時の写真

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*現在の入り口

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発掘を担当したのはエジプトのナイル下流デルタ地方生まれのムハンマド・ザカリア・ゴネイム。

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有名なエジプト学者、セリム・ハッサンの助手を務めた経歴も持つ。カイロ博物館の館長にも任命されているが、着任前に死亡。死因はナイル川に飛び込んでの溺死。突然の死は、ピラミッドが開かれてからわずか5年後の1959年のことだった。――


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うんまあ、「謎の死」と言ってしまうとそれだけでミステリアスな雰囲気になるんですが、ぶっちゃけ原因はエジプトさんお得意の内紛みたいなんだよね。ザヒ・ハワス博士が考古庁長官を罷免されたとたん、訴訟に巻き込まれたのと同じ構造。ピラミッドの発掘によって一躍有名になったはいいものの、遺物を密輸した犯人に仕立て上げられて誹謗中傷されたことで精神的に参ってしまった、と。

そしてWikipediaの記事を見ると、もともとキリスト教(コプト教徒)の家系で、父親の代にイスラム教に改宗したことも関係しているみたい。(エジプト人の名前は、本人名-父親名-祖父名 と続く。名前にある「ザカリア」が旧約聖書っぽいのは偶然ではなく、父親の生まれた時は一家がキリスト教徒だったことを意味しているのだろう)

入水自殺ではなく口封じのために殺された説もありました…


ただ、「ナイルで溺死」っていうのは、古代エジプトの時代だと「ラー神に呼ばれる」死に方なんだ。病死とか事故死よりはるかに呪いっぽいぜ。あの世からファラオに「余に仕えよ」とか呼ばれたといわれても信じちゃう。

手付かずのはずの棺の中が空だった、っていうのも、論理的に考えれば「そりゃピラミッドが未完成だったんだから、そこに遺体があるわけないでしょ…。ピラミッド内部の通路狭いんだから、棺は天井つくる前に入れないと後から入らないんだし」という話なんだけど、持ってきようによってはミステリアス事案にできるんですよ。日本よ、これがオカルト脳の技法だ。

ミステリーは、「そこにある」んじゃない、誰かが恣意的に作り出しているものなんだ。作ればいくらでも出てくるんだよネタはさぁ! 
バカみたいにいつまでもいつまでもツタンカーメンやってないで、他のファラオ様も調べてみなっての。



なおこちらが発見当時の棺の様子。

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ちなみにゴネイムがレナード・コッテルの協力を得て出版したセケムケト王ピラミッドに関する本「The buried pyramid」は、邦訳もあります。

埋れた謎のピラミッド (1960年)
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このくらいのネタをエジプトミステリー! とかいいながら流してくれたら、扱いがオカルトだろうが心霊だろうが呪いだろうが、私は認めるわ。どうせ知ったかの子たちは教えられたことしか言えないだろうし、知らないネタだと自力で反論してこれないだろうからミステリーで押し通せるんじゃね。

…科学の皮を被った思考停止がはびこる世の中になってくると、オカルト陣営についてみたくなる天邪鬼な私ですよウフ。

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