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zoom RSS 中米の言葉とセノーテの「虎」

<<   作成日時 : 2014/09/22 00:10   >>

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何気ない会話から、面白いことに気が付いてしまった。

発端

「マヤの番組見てたら、セノーテ(泉)に虎が出るっていう字幕があった」と言われる
 ↓
え? 中南米にトラいないよジャガーじゃないの?
 ↓
VTR内の発音は「ティグレ」で字幕が「虎」だったらしい
 ↓
調べてみるとスペイン語の「Tigre(ティグレ)」は確かに虎(Tiger)だった。
 ↓

現代マヤ人は、スペイン語で話すときは何故かジャガーを「虎」と呼んでいることが判明。


調べてみると、現代のスペイン語にはジャガーを表現するyaguar(ヤグァール)という言葉はある。でも、ヨーロッパにジャガーはいないので、元のスペイン語にはこの単語はなかったはずだ。中南米への進出後に輸入の形で取り込んだ、スペイン側から見ると「外来語」だろう。

おそらく、大型のネコ科動物のジャガーに一番似てるのが虎だったので、中南米へ最初に進出してきたスペイン人が便宜上「虎」と呼んだのが、現地では定着してしまったのだと思う。



スペイン語の単語は「虎」でも、現地事情からすれば字幕は「ジャガー」じゃなくちゃいけなかったんだよ、NH●…(笑)



いやしかし、これ面白いなと。

現代のマヤ人は、自分たちの伝統的なマヤ諸語(※マヤ語という統一された単語はない。ここでは、同系列の様々な言語を総称して「マヤ諸語」と呼んでいる)と、スペイン語とのバイリンガルであるケースが多いという。その二言語めのスペイン語っていうのは、スペイン語とは言いながら、現代のスペイン人が話しているスペイン語ではなく、スペイン領化された当時に伝わった「伝統的な」スペイン語、なんだなと。中南米のスペイン語・ポルトガル語は国によって訛りがかなり違うという話は聞いたことがあるけど、訛りってのは発音だけじゃなく単語の扱いもそうなんだ。

考えてみれば当たり前なんだけど、これ、あと何百年かしたら、もはや元のスペイン語とは別の言語になってるんじゃないだろうか。スペイン語とイタリア語くらいの差になって。

言葉が民族の血肉になっていくっていうのはこういうことかー。とか思ってみたりする今日この頃。


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