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zoom RSS ピラミッド内部に装飾がない理由は、もしかしたら「装飾したけど腐ってなくなっちゃった」かもしれない

<<   作成日時 : 2014/08/18 00:10   >>

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表題のとおり、「ギザの三大ピラミッドとか中なんも装飾ないのって、装飾したけど腐ったり劣化したりで無くなっちゃったんで残ってないんでねーの」という説があるらしい。

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今はこんなシンプルで殺風景な(そして観光客用に、壁に扇風機まで取り付けられている…(´・ω・`))クフ王のピラミッド内部の玄室も、作られた当時は華やかだったかもしれんらしいですよ? っていうお話。


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ピラミッド内部にビッシリとヒエログリフや模様が描かれるようになるのは、第五王朝のウナス王のピラミッドから。そのウナス王のピラミッドの玄室の壁には、下の写真のような鮮やかな模様が描かれている。

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この模様は、初期王朝時代から続く王の玄室の装飾(葦マットの垂れ幕で棺を覆う)の変形版で、実際に葦マットを吊るすのではなく壁に模様として描いたものだという。ウナス王以降、第6王朝のピラミッド内部の玄室にも同じような装飾が見られる。


ちなみにギザの大ピラミッド以前の第4王朝、ジェセル王の階段ピラミッドだと、玄室付近はパピルスを思わせる青いファイアンスタイルで覆われていた。ただし、この形式を採用したのはジェセル王だけで、それ以降の王様は誰もタイル張りの玄室をつくっていない。

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というわけで、流れを簡素化すると…


先王朝時代 葦マット装飾

  ↓

第四王朝 ジェセル王 青タイル張り

  ↓

第四王朝〜第五王朝ウナス王以前 装飾なし ★

  ↓

第五王朝 ウナス王以降 壁に模様を描く


★の「装飾なし」のところの王様が特別にシンプル志向だったわけでもなさそうなので、玄室に何か飾りはしていたんじゃないかというのが、この説の前提にある。で、その飾りは、ヘテプヘレス王妃の副葬品にあったような気の枠組みを棺の周りに立てて、その枠に幕を吊るしていたんじゃないかという。ちなみにヘテプヘレス王妃は、ギザに一番でっかいピラミッドを造ったクフ王のお母さん。第四王朝の人。

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成る程これだと残らんわな…、木の枠と布じゃあ、腐らなかったにしても、盗掘に入った人が松明代わりにして燃やしちゃいそう。

もし埋葬当時は装飾の幕があったとしたら、その幕は、おそらくウナス王の墓の壁のような派手な色彩の垂れ幕だったのだと推測される。沈黙の石の部屋に、今はその証拠はカケラすらも残っていない。証明するのは難しそうだが、この説はけっこうアリかもしれないなーと思った。



や、ピラミッドをでかく造ることだけに注力して内装に全然興味なかった、っていう説もありそうかなと思ってたんですけどね。

ジェセル王は内装めっちゃこだわって作ってたんで、その次の代以降で内装なくなるのは、確かに不自然なのかなあ、とも…。意外とお花とかナマモノ大量に入れてたんで残ってないってことなのかもしれないね。で、「ナマモノは劣化するからやっぱだめだ。」ってことで、ウナス王のあたりで壁に直接描く方式に変えたのかも。


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載ってたのはこの本。
内容は面白かったですが、誤字脱字がすごくて、ところどころ構成ミスで文章がぶっちぎれてるという、なかなか珍しい本ですた(´・ω・`)

ファラオの生活文化図鑑
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えらいことになってる箇所の一例

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本来の文章はこうらしい(あとから出荷されてるものはシールで修正されている…んだと思う、たぶん)

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出版社に修正された版が出てるか聞いてみたけど、今んとこ重版されてないようなのでどうにもならんですねー。人物名とか地名まで間違えてる箇所あるんで、ちゃんとした修正版出してほしい。買うなら原文版か…。

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