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zoom RSS 古代エジプト実録BL短編。ペピ2世と将軍サセネトのイケナイ何か

<<   作成日時 : 2014/08/17 00:10   >>

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はいタイトルでホイホイされたあなた。また釣られましたね。
いや実在するんですけどねそういうものは…。

まずは基本データから。

ペピ2世は、古王国時代(第六王朝)の王様。
古代エジプト王朝史上、最長の治世を誇った長寿王で、10歳に満たない年齢で即位したのち、90年以上(書記の書き間違いであれば60年以上)在位した、とされる。あまりに在位が長すぎたせいか、後継者に混乱がおき、古王国時代の実質最後の支配者となってしまった。

自身のものを含む多数のピラミッドを築いており、サッカラのペピ2世ピラミッド横には、王妃たちの小規模なピラミッドが多数並んでいる。

 つまり女性にもちゃんと興味があったということですよ。

そんなペピ2世ですが、後世に作られた文学作品「ペピ2世と将軍サセネト(またはシセネ)」は王のホモセクシャルな面を意味しているのではないかと、何かとネタにされる御方です…。



英訳はこちら。

"King Neferkare and General Sasenet"
http://www.reshafim.org.il/ad/egypt/texts/sasenet.htm

現代の本などではファラオ様は誕生名(本名)で呼ぶのがお約束になってますが、ここでは即位名の「ネフェルカラー」で呼ばれてます。即位名は、王様になったときに付けられる公職用の名前。



欠損部分も多いので適当に補って以下、日本語でまとめ。

====================
王様が夜な夜などこかへ出かけていく、という噂を聞いた平民、ヘネトの息子チェティ(あるいはテティ)は、ある夜、王のあとをこっそりと付ける。供も連れずに一人で将軍サセネトの家の前にやってきた王は、足元のれんがを拾って投げて合図し、降りてきたはしごを伝って屋敷の中へと消えてゆく。

そして王は四時間後、将軍と「成したかったことを成し遂げて」、王宮へと戻ってゆく。戻りの道にも四時間かかった。

チェティはそれからも、夜な夜な、王の奇妙な逢瀬に付き合っていたようだが… ざんねんながら ここで パピルスが途切れているッ!  それからどうなったんだチェティ! 

=====================


このようにかなり意味深な内容となっており、現在のところ主流な解釈では「成したかったこと」=「ナニ」ということになっています。 「4時間」という描写は、本当に4時間かけたというよりは、行き4時間・滞在4時間・帰り4時間=夜の12時間 で、「夜じゅうそれに関わっていた」ということを意味する文学上の表現の模様。

なお、古代エジプトの時間は現代と同じように「昼の12時間」「夜の12時間」で分けられていて、宗教概念上、夜の12時間は冥界に属し、太陽神ラーが地下世界を通過して再び地上に姿を現すに至る時間であることから、王と将軍の合体が再生復活を意味するという深読みをする学者さんもいるようですが、どっちにしろ男同士で合体しちゃってるので、そっち方面の深読みは「単純に王様は男もイケた」って言う以上に、イケナイ方向にイッちゃってると思います! 宗教上の理由から男を抱かないといけない王様とか、どこのBL系乙女ゲーの設定だよコンチクショウ


この作品が書かれたのは、新王国時代、または末期王朝で第25王朝(ヌビア人王朝)の頃とされています。いずれにしても後世の作品で、なんでペピ2世がこのような謎めいた書かれ方をしたのかは、よくわかんない。

途中で終わっちゃってるのがものすごいモヤモヤして、チェティ降霊しろよコノヤロウとか思いましたが、もしかしたら既にこの世に転生していて、このネタで腐った同人誌とか描いているかもしれないので、気長に続きと出会える日を待ってみようと思います。


【本日のトリビア】
古代エジプトにもBL小説っぽいものはあった


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