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zoom RSS イラクの現在勢力図に主要遺跡をマッピングして考古学マニアを絶叫させてみる

<<   作成日時 : 2014/07/17 00:10   >>

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えーイラク情勢がだいぶ芳しくない感じですが、皆様の中には国際情勢にあまり興味がなく、「戦争してるってことしか知らない」的な方も多いと思います。

しかしイラクが空爆って言われてもピンとこない人でも、「メソポタミアが空爆」って言われたら反応する。ならば現代地図と古代地図が脳内で重なれば状況が分かるはず!
そこでわたくし一計を案じました。
古代文明・考古学・神話のファンに馴染みのある地名を現代地図にマッピングしてみよう。


元になった地図はこちら

揺れ続けたイラク1200年の歴史(ナショジオ)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140707002

ここの地図が一番わかりやすかったので、お借りして上に主要遺跡をだいたいの位置でマッピングしてみました。どん。

画像


「あーそーいやニネヴェ(アッシリア首都)ってモースルの対岸だったわ」とか、これ作りながら今更思い出しました。ティグリス川とユーフラテス川に沿って遺跡が並んでて、その川に沿って武装勢力が進軍してるので、モロに遺跡の場所が戦闘地域なんですね。ていうか遺跡って即席の要塞として使いやすかったりするからなあ…。

なおモースル周辺の遺跡の概要は以下のとおり。


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●テル・ブラク

複数の時代にまたがる広大な遺跡。ウバイド期からミタンニ時代までの多くの主要な遺跡があり、中でも「目の神殿」が有名。

●ドゥル・シャルキン(コルサバード)

ドゥル・シャルキンは「サルゴンの砦」の意。モースル北東12km。アッシリア王サルゴン2世の首都。

●ニネヴェ

モースル対岸に位置するアッシリア首都。センケナリブ王時代の遺構で知られている。

●アッシュール

モースルから南100km、交易都市。前14世紀ごろに独立を果たして以降、軍事および商業大国として地域に君臨。アッシリアの王たちの墓所でもあった。

●カルフ(ニムルド)

モースル南西35km。前9世紀から8世紀にかけてのアッシリア首都があった。

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これらの位置関係が分かった上で、時間を遡ってみよう。
武装勢力がイラクに侵入しはじめた頃に流れたこのニュース。

イラク、米に武装組織の空爆要請
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0ET29Q20140618


武装勢力のいるところ=モースル周辺=上に挙げたような重要遺跡群のあるところ
ギャーー


おわかりいただけただろうか…。
結局空爆はされなかったけど、その間に武装勢力は遺跡のある辺りも含めてガッツリ支配下に置いてしまった。どっちにしても遺跡に行けなくなっちゃったじゃん! どうしよう! という感じなんである。

興味あるかないかの差はでかい。キッカケなんて何でもいいんだ、とりあえず今なんか起きてるんだなって意識の片隅にでも置いとくと、国際情勢ニュースが一味違って見えるはずっ。

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