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zoom RSS ナショジオ特集 人類の旅路・サウジアラビア沿岸部編

<<   作成日時 : 2014/07/11 00:10   >>

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ナショジオで定期的に連載している「人類の旅路を歩く」シリーズの第二回、今回はアラビア半島の「ヒジャーズ」と呼ばれる地方。

http://nationalgeographic.jp/nng/article/20140619/403469/

この企画は、人類発祥の地と言われる東アフリカの大地溝帯から、人類の拡散ルートを徒歩で辿って人類のたどり着いた「最果ての地」南米大陸まで行こう、というもの。第一回は「出アフリカ」、そして今回はアラビア半島を北上するルート。

現代なら、飛行機に乗って世界の果てまで数日で行ける。
日本からなら、南米の最果てまでは4日あれば余裕を持って到達可能だ。だがこの企画は七年かけてやるという。長丁場である。


さて第二回。ヒジャーズという地方の名前を私は知らなかった。
記事に載っていた地図だと、このあたりらしい。…遺跡あるんかな。あるんだろうけど、発掘現場とか聞いたことないな。。

画像


知らなかったのだが、サウジアラビアのこの辺りは意外とリベラルで、住人は女性でもジーバンにTシャツ姿で暮らしている。外を出歩くときだけアバヤ(※こんなやつ)を着てるらしい。

だが、たった50年前までは、ヒジャーズの女性たちは鮮やかな色のドレスを着て人前に出ていたという。
オイルマネーによって近代化が進むにつれ、逆に、中央政府に押し付けられた伝統に染まっていったのだとか。これはちょっと驚いた。キモノが洋服になる、とかなら分かるが、近代化して民族衣装のドレスが黒尽くめのアバヤになるっていうのは謎な変化だ。逆に古代に戻ってるような気もするが、実はアバヤだのニカブだのいうものは「新しい」のか?

アラビア半島の西側についてはあまり知識がなく、ここがかつてどんな文化を持っていたかは未知なので、今度調べてみようと思う。

それから、サウジアラビアの中にもいろんな文化があり、特にイスラムの聖地メッカやメディナを擁するヒジャーズ地方は独立心が強く、自分たちの伝統に誇りも持っているのだというのは、なるほどと思った。確かに、古代の交易路を基準にしてみると、今のサウジアラビアの首都リヤドのある辺りよりはヒジューブ地方のほうが「文化の中心」だ。エジプトなどアフリカともやり取りがあるし、メソポタミアやアジアからの海路も繋がってるし。逆にリヤドって、古代基準だと、メソポタミアの中心部からも交易都市からも離れてて微妙かもしれない…。

ちなみにヒジャーブ地方にある「ジッダ」という湾岸都市は伝説上の人類の祖・イブが葬られたという場所で、1世紀ほど前まで立派な墓があったというのには、ちょっと笑ってしまった。イブの墓! そんなものがあったらキリストの墓よりすげえよ! 偶像崇拝を禁じるワッハーブ派によって壊されてしまったというのが残念。残ってたらいい観光地になっただろうに…。

ただ、「それすらも人々の記憶には無い。」という記事の文章が心に刺さった。



口伝しかない世界では、わずか50年前のことであっても簡単に風化してしまう。
書き文字による記録が可能だったとしても、文盲の人が多ければ、記録は失われてしまう。ヒジャーズは長い歴史と伝統を持つ地方だが、その過去の多くは、既に失われてしまっているという。

 「ヒジャーズにはあふれるほどの過去が積もっているのに、人々の記憶は驚くほど薄い。」

砂に埋もれて消えてゆく世界。いつか「今」もまた、旅人たちの残した旅行記と写真の中にしか、存在しなくなるのだろうか。

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