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zoom RSS 神話界のオチ担当 インド神話がカオスすぎる。

<<   作成日時 : 2014/06/26 00:10   >>

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神話マニアの集まりで、大抵オチ担当に使われるのがインド神話だ。

用例)
 「切れた電球を取り付けるのに各神話、何柱必要だと思う?」
 「エジプト神話ならアテン神はめこむからオート」
 「マヤ神話なら三柱くらい自殺する」
 「日本神話は引きこもってるアマテラス引っ張り出すのに踊り子と力自慢とあと10人くらいモブ」
 「まーインド神話は誰かが世界滅ぼしかけるんだけどね」
 「wwww」

「インドはとりあえず世界滅ぼしかける。」これが定番のオチである。
つーかインドはなんであんなに世界滅ぼしかけるんだろうか。しかも毎回ちがう人が原因だし。修行中の聖仙とかブチきれた聖者とかが暴れただけで三界やばいよ? 世界滅ぼせる人、多すぎね?

額からレーザー光線とか、気合で戦車が浮くとか、顔が生えてくるとか、チートな登場人物の多すぎるインド神話。「名前を覚えられない」という理由から、あまり深く手を出してはいないのだが、たまに読むとエピソードがいちいち笑えて面白い。

というわけで最近みつけた軽めのインド神話の本とか。

インド神話―マハーバーラタの神々 (ちくま学芸文庫)
筑摩書房
上村 勝彦

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インド神話の原典は複数あり、「マハーバーラタ」「ラーマーヤナ」「リグ・ヴェーダ」などが有名だが、この本は中でも「マハーバーラタ」を中心としている。

神話にはありがちな話だが、同じ神話の物語であっても、原典ごとに収録されているストーリーが異なる。日本でいうと日本書紀と風土記で同じ神の扱いが異なっているようなもので、マハーバーラタとラーマーヤナで同じ人物の出生の経緯が異なっている、などということは頻発している。神話とはそういうものなので、一つの筋のとおった物語として取りまとめようとすると、おのずと改変が入ってくる。

この本の冒頭部分にも書かれているとおり、日本で出版されているインド神話の概説本などは、複数の異なる原典からとった物語を、元の形が分からないままごたまぜにした状態だ。(もっとも、それはインドに限らないのだが)

だから「これこれ、この記述はラーマーヤナです」「一方リグ・ヴェーダではこう書かれています」みたいに原典を明記して分けてくれているのは新鮮だったし、分かりやすかった。なんか本によって記述違うよなー、と思っていた謎も解けた。毘沙門天が牛から生まれたことになってる本と、人の女から生まれたことになってる本があるのは原典の違いか。なんか両方混ざってる本もあった気がしたけど(笑) やっぱり神話は原典から当たるべきだよなーと思いつつ、インド神話はまじ名前覚えられんので読めない気がする…。いやーエジプトとか北欧とか中南米あたりはわりと覚えられるんだけど。なぜかインド全然だめなんだ…。まあ長いですしね原典が。

『マハーバーラタ』は十八篇十万詩節(プーナ批判版では約七万五千詩節)よりなる大作で、約一万六千詩節よりなる『ハリヴァンシャ』がその付録とされている。量的にはギリシアの二大叙事詩『イーリアス』と『オデュッセイア』をあわせたものの七倍もあるとされる、世界最大級の叙事詩である。


お、おう。そんな長かったのか。どおりで概説だけでも読み終わらないわけだ。
神話の中身もスケールでかいが、神話の原典そのものもよそ様とはケタ違い。

ちなみにマハーバーラタ、日本語での完訳プロジェクトで発刊されていたこともある。
途中で読むの力尽きたなーと思いながら探してみたら、訳者の死によって刊行が途中で終わっていた。 …オゥフ。これ一人の人間が書くの無理な量なんじゃ。



そんな、通読するのも困難な原典に真っ向から挑んだ著者には敬意を表する。
ちなみに私のお気に入りは、「大海の攪拌(かくはん)」というエピソード。

不死になるための甘露を得るため、海を攪拌することを思いついた神々、海をまぜまぜする攪拌棒としてマンダラ山を引っこ抜き、大亀アクーパーラのこうらを支点とし、大蛇ヴァースキ竜王を巻きつけて左右から引っ張る(!) という、すんごい大雑把なわくわくクッキングを開始する。ひっぱられまくりでヴァースキが死に掛けてるのに気にしないアバウトさ(笑) そしてヴィシュヌ様応援係。攪拌で生物がいっぱい死んでますが? 神々が不死になれたから無問題! 

いいわこれ。インド神話ほんとてきとーさがたまらないわ。このノリで何度も世界滅ぼしかけてるからね。
というわけで、またインド神話のオチネタが増えたので、次回どっかの集まりで使おうと思います。

用例 → 「苦行しとけば仙人になれるんだったら、常時デスマーチの俺ら既に聖仙じゃねwww アムリタ捧げたらヴィシュヌ様来て願いかなえてくれるよwww アムリタがないけどwww」

…悲しくなったからやっぱやめとくことにします。

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