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zoom RSS 古代エジプト人は何を食べていたか。ミイラから見る食生活の分析

<<   作成日時 : 2014/05/26 00:10   >>

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元ソース
What Did Ancient Egyptians Really Eat?
http://www.livescience.com/45450-what-did-ancient-egyptians-really-eat.html

ざっくり言うと、ミイラから古代エジプト人が何を食べてたか調べちゃうゼ★ という研究。
範囲は紀元前3500年から紀元後600年。およそ4000年に渡るミイラの調査です。

【調査方法】
ミイラに含まれる炭素原子を研究する。
体に含まれる炭素12と13を使い、どんな食べ物を取得したかを確認する方法のようです。


植物は2つのグルーブに分類されます。
最初のグループ(C3)は、ニンニク、ナス、西洋ナシ、ヒラマメおよび小麦のようなプラントの中でとても一般的です。
第2のより小さなグループ(C4)は、雑穀とモロコシのような食料を含みます。

Plants are categorized into two groups. The first group, C3, is most common in plants such as garlic, eggplants, pears, lentils and wheat. The second smaller group, C4, comprises foodstuffs like millet and sorghum.


とのことで、植物によって含まれる炭素が違うらしい。


今まで多くの研究者は髪のコラーゲンおよびタンパク質を分析していたため、短期的な展望しか分かっていなかったとのこと。確かに髪だと1ヶ月で1cmくらい伸びてしまうので、死の直前のことしか分からない。砒素中毒による死を毛髪に残っている砒素の分析で特定する、とかいうのはミステリー小説だとよくあるパターンですね。

それに対し今回調査されたのは、「骨」と「歯(のエナメル質)」。これはどちらも生涯かけて作られていくものなので、人生における長期的な食事が分かりそうです。



さて結果は、おおむね事前の予想通りというべきか、9割が小麦と大麦の食事。パンとビールですかね…。
魚や水鳥も食べていたはずで、壁画にも描かれてますし、墓の中からも出てきてますし、たべたあとの魚の骨もたくさん出土してるのに、それは1割程度ってことなんですかね。記事の最後でもそれには疑問が呈されてますが。

ただ今回の調査で分かったこととして、調査範囲の「紀元前3500年から紀元後600年」という時代の中で、エジプト人の食事はほとんど変化していないとのこと。サハラがますます乾燥し、大きな気候変動も何度かあったはずの時代の中で、エジプト人はずっとナイルの恵みによる穀物を食べ続けていた。これは、現在も中近東・アフリカの中でエジプトが大きな人口を持ち続けていることの一つの理由だと思います。飢えることがない。だから人が住み続けていられる。

ナイル上流にアスワン・ハイ・ダムが出来る近代まで、エジプトの農村の生活パターンが古代エジプトのそれと殆ど変わらなかったというのは良く言われることですが、ナイルの氾濫はほんとに神の恵みだったんだな。とシミジミ。

ところで調査したミイラはどの階級のどの地方の人だったんだろうか。
上流階級ではないでしょうが、裕福な地主と庶民とかでも変わりそうだし、ナイル上流出身か下流出身かによっても違いそうだし、そのへんも考慮したほうがいい気がする。(ナイル下流は海魚が主体になってしまうので、あまり魚を食べないとかあったのかもしれん…)



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面白い研究だと思うんですが、穀物食ってたのを「菜食主義(vegetarianism)」って言われると、だいぶ違和感ありますな…。いやーまあ確かに植物ですけどさあ。

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