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zoom RSS タブーを犯す女性たちも「トリックスター」に入れていいんじゃないかという思いつき

<<   作成日時 : 2014/01/25 13:21   >>

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北米インディアンの伝承には教訓説話がない。という話を聞いて、そうなんだっけかと思いながらちょこちょこ調べ中。その最中にふと思ったのが、「タブーを犯す女性の出てくる話が多いなぁ」ということ。

ヨーロッパの知名度の高い話だと、開けてはいけないと言われた壺を開いてしまうパンドラとか、食べてはいけないと言われた知恵の実に手を出してしまうイブなどが知られている。北米インディアンの伝承だと、掘ってはいけないと言われた場所を掘ってしまったり、行ってはいけないと言われた川に行ってしまう娘たちになる。

タブーを犯すのが常に女性とは限らないが、女性がタブーを犯す場合、夫や父の「言いつけを守らない」男性のいうことを聞かない悪い存在と解釈されることが多いように思う。でも、それって父権社会の見方だよな。言いつけ守らないで村を出た少年は英雄になるのに、なんで少女が同じことをしたら悪女なんだよと。


タブーを犯すことによって、悪いことがおきるケースもある。
が、結果的に逆に良いことが起きているケースも沢山ある。それは解釈上の問題だ。

たとえばパンドラは、壺を開けたことによって「どんなに絶望的な状況でも希望だけは最後に残る」ことを証明したと読み替えてみてはどうだろう。同じように、イブのお陰で人類は真っ裸の白痴の状態から脱出して支配欲ばかり強い狭量な父親の手から逃れることが出来たと見ることも可能だ。北米インディアンの伝承でも、禁忌を犯した娘の産んだ子供が民族的な英雄になるケースが多々ある。

単純に好奇心でとんでもないことをするのは男も女も大して変わらんと思うのですよ。
女性が「やらかす」神話というのは、男がヘタレでやるべきことをやらないので、代わりに女が動いてる神話と見ることも出来るのではないか? なんかそんな気がしてきた。 

言われたことを意味も考えずに従順に守ってるツマンナイ男の代わりに、女がタブーの枠を踏み越えて周囲に恩恵を持ち帰ってると解釈していい話もあるんじゃなかろうか。
昔から、いわゆる「トリックスター」に男性ばかり挙げられるのが気になっていたんだけど、タブーを犯す女性たちもトリックスターの一種なのかもしれないと考えると、男女両方のパターンがあることになる。


以上、ロキさんがなんとなく散歩に出かけて巨人にとっ捕まるのも、首長の娘が禁じられた場所へお花摘みに行って雷鳥に攫われるのも、基本構造は同じだよなぁという漠然とした思いつきから。ちゃんと調べれば楽しい神話概論が書けそうだけど、とりあえずメモだけしとくことにする。

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