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zoom RSS 「現代の技術では再現不可能」の意味

<<   作成日時 : 2014/01/21 00:10   >>

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「現代の技術では再現不可能」というフレーズは、古代史ミステリー本なんかを読むと、よく出てくると思う。

こういう言い回し自体は、たぶん専門の考古学者でも使う。
だが、意味をよく理解せずに、あまりにも都合よく解釈されすぎているように思う。


パターン1: 現在は材料がない

すでに絶滅した種類の貝を使った染め物とか。
材料はある程度特定されているのだけれど、本当にその種類の貝でいいのか、どうやってその貝から染料を取り出していたのかは憶測に過ぎず、近縁種の貝を使ってなんとなく近い色は出してみるけど完全な再現は出来ない。


パターン2: 同条件での再現が困難

1万人を越える人々が数十年かけて働かないと作れない遺跡とか。
とにかく人手をかければなんとかなりそうなんだけれど、そんなのやってらんねーよって感じで「再現不可能」と言われてるものは多い。専用の重機を作って多大な資金をかければ無理やり作れなくもないのだが、現実的ではないため技術的に不可能という結論になっている。


パターン3: ロジックは分かるが作れる職人がいない

特定の伝統織物など。
残っている布を見れば織り方は分かるのだが、その織り方を出来る職人がもはや存在しないので再現することが出来ない。再現しようとすると、まずその織り方の出来る職人を育てて、何十年か熟練させる必要がある。


パターン4: 作ったらキケンなのでやらない

マスクつけてやらないと肺を痛める焼き物とか。
ある種の化学反応を起こして作成する工芸品で、現代では混ぜるなキケン扱いになっている薬品を使うので再現出来ないとか、製作過程で出る粉塵が人体に有毒なので再現することが出来ないというモノもたまにある。



…あと何パターンかある気がするけど、ぱっと思いつくのはこのあたり。

このあたりのパターンが組み合わさって、「現代の技術では再現不可能」という表現になっているものがある。
つまり、単純に「再現不可能=現代を越える技術で作られている=古代スゲー!」ではない、ということ。

同じ「現代の技術では再現不可能」なものでも、厳密に言うと「不可能」な理由はモノによって異なっている。理由がわかればなーんだ、という感じなのだが、知らないで言葉だけ見ると、何やら神秘的なものなのかと思ってしまうことも多々あるんだろうなと。

ちなみに、再現不可能でもなんでもないのに勝手にそう言い張ってるモノもオーパーツ系のブツの中にはたくさんあったりするのですが、そこはそれということで。

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