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zoom RSS 槍シンデレラと御伽のモチーフ 「xxがぴったり合った人と結婚」逆パターン

<<   作成日時 : 2013/11/12 00:10   >>

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シンデレラの物語は、たぶん誰しも知っているお伽話の一つだと思う。
現場に落としたガラスの靴を王子様が拾い、ぴったり合った娘と結婚、というユニークな嫁探しの手段が使われている。

しかしこれ、逆パターンの「婿探し」もあったりする。
婿の場合は何で探すのか。――たとえば、現場に残された槍先と、婿候補の持っている槍の柄である。

ニーベルンゲン伝説に繋がる伝説(物語、サガ)の一つに「ラグナル・ロズブロークのサガ」というものがある。シグルズとブリュンヒルドとの間に娘が生まれていて、隠されて育てられていた、その娘の家系に関する物語だ。
その娘アースラウグと結婚することになるラグナルが、竜を退治しに行く。見事退治なせるが、槍が折れ、槍先を残して立ち去っていく。竜の殺し手がわからないので、槍先にぴったりあう柄を持っている婿探しが始まる。
靴ではなく槍の穂先と柄というところがいかにも男らしくて面白い。

この「婿探し」のモチーフは、探せば、他にも派生パターンがあると思う。例えば、トリスタン伝説の「竜の舌と竜の頭」がそうだ。竜を倒した者は、その場で球根せずになぜか竜の舌だけを切り取って立ち去る。現場に残された竜の頭には舌がない。竜の舌を持っている者が高貴な女性を得る資格を持つ。

ただシンデレラの場合と違うのは、探す側の積極性だ。シンデレラの王子は積極的にシンデレラを探しに行くが、婿側が探されるパターンだと、嫁になる女性は自ら積極的に婿を探しには行かない。まあそりゃ、当然といえば当然なのだが。


よく知られているヨーロッパの「お伽話」のモチーフは、北欧神話や周辺のサガに埋まっているものが結構あると思う。「眠りの森の美女」のイバラに囲まれた城で眠れる姫は、炎に囲まれた山で眠る戦乙女ブリュンヒルドと重なるかもしれない。神話から子供向けの物語へ。サガを読んでいて、「どっかで見たなーこのパターン」という部分を見つけるのは、楽しいものだ。




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