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zoom RSS 「渡り鳥の苦境」エジプト北岸の渡り鳥密漁の現実

<<   作成日時 : 2013/06/30 00:10   >>

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ナショジオ11月号の記事「渡り鳥の苦境」、エジプトが出てると思ったら鳥の密漁の話だったよ!

場所は、アレキサンドリア周辺やナイルデルタ、シナイ半島など、エジプトの北岸。地中海を渡ってきた渡り鳥たちが最初に通過する大地。もしくはアフリカから地中海を越えて再びヨーロッパへ戻るときに通る飛行経路だ。エジプトでは、渡り鳥の密漁がさかんで、ベドウィンたちがラクダのかわりに車を乗り回し、砂漠でムクドリやウグイス、ウズラ、キジバト、ハヤブサなどを捕獲するという。そうした鳥の大半は、食べられてしまうのだという。(ハヤブサはアラブの金持ちに売る)

記事には、アルバニア、キプロス、イタリアなどの他の国のことも書かれていたが、エジプトの取り扱いが何故か大きかった。獲っている数が多いからだろうか。エジプトの北岸部には鳥市場があるというが、特に不思議に思わなかったのは、エジプト人がトリ肉好き(というか、ハトの丸焼きが路上で売られていたりする)なイメージを持っているからかもしれない。なぜかカレーにぶつ切りの胸肉が入っていた、カイロのあの夜は忘れられない…。

エジプトは、野鳥を保護するいくつかの条約に調印しているという。
しかし、政権交代後のごたごたで、それどころではないらしい。事実上、野放しだとか。昔はそれでも問題にならなかった。それは、とりもちや、オトリを使った手での捕獲が主流だったからだ。しかし今では、銃やかすみ網といった新世代の道具が主流になり、密漁される数が飛躍的に上がってしまっている。このままでは渡り鳥がいつか絶滅してしまうかもしれない――。


しかし、そんな当たり前の危機感を煽る記事の中で、私がナルホドと思ったのが、密猟者たちがなぜ良心の呵責なく渡り鳥たちを撃つか、という話だった。

 「渡り鳥はよその鳥だから」。

近所にいる鳥は、減ってしまうと困るから手を出さない、というのだ。あーなるほどね、確かにまあそういう感覚だよね。と納得した。渡りの途中で通過する国々からすると、渡り鳥ってよそ者だもんなあ…。日本で渡り鳥といえば、ツルにせよ白鳥にせよ、日本目当てでやってくる期間限定の住人みたいなもんだから、感覚が違うんだろうなあ、と。

養殖して放流したタラやニシンが外洋を回遊中に他国に勝手に獲られる、とかでモメた北欧の国々とかを思い出した…。


渡り鳥の密漁に生活のかかってる人もいるし、渡りをする鳥は幾つもの国々をわたってゆく。
保護しようと思ったら、通過していく国々ぜんぶに協力してもらわないといかんわけで、確かに厄介な話だ。しかし逆に、保護するのは余計なおせっかいなんでは、という気もしてくる。国境翼を持つ鳥は、国境なんておかまいなく空を越えてゆく。人間は自分たちの作ったルールや境界に縛られてどうにも動きづらい。鳥達もそのうち、密漁の危険なルートを学ぶのではないだろうか? そうでなければ、生き残ることは出来ないと思うのだが。

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