現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS リガ湾の島から最古のヴァイキング船+乗組員発見。「最初のヴァイキングたち」

<<   作成日時 : 2013/06/24 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

発見された場所はココ。

Island of Saaremaa (エストニア)
https://en.wikipedia.org/wiki/Saaremaa

リガ湾ですよ、リガ湾! 副葬品から、船とともに埋葬されていた乗組員たちは、スカンジナヴィア半島の出身とミられているそうです。東方ヴァイキング! 東方ヴァイキング!

元記事はコチラ↓

The First Vikings
http://archaeology.org/issues/95-1307/features/941-vikings-saaremaa-estonia-salme-vendel-oseberg?goback=.gde_2324575_member_249780402


なぜ「First Vikings」と書かれているのか?
それは、現在の一般的な概念として、ヴァイキング時代の始まりは、北イングランドのリンディスファーン修道院襲撃(793年)である ということになっているから。しかし今回発見されたヴァイキング船は650年〜700年ごろに建造され、埋葬時期は700年〜750年と推定されています。この年代が正しければ、リンディスファーン襲撃以前にヴァイキング時代は始まっており、スカンジナヴィアの男たちは既に外洋に進出を開始していたことになります。

船とともに発見された33人の遺体はすべて男性で、18歳から45歳。副葬品は主に剣、身分が高かったとおもわれる人は、腕輪なども一緒に埋められていたとのこと。
古傷や致命傷の痕跡がくっきりと残されており、いずれも戦士で、戦いによってここで死んだと考えられています。

男たちは何を求めてここにやってきたのか。誰と戦って死んだのか。
彼らの「謳われなかったサガ」を思うと大興奮ですね。勝手に妄想したシナリオがヴィンランド・サガの絵で脳内再生されましたが黙っておくことにしましょう。きっと考古学者が…考古学者がもっといいシナリオを再現してくれるはず…!


記事の最後のほうで、「ここにイングヴァールを探すのは危険だ」というようなことが書かれていますが、イングヴァールというのは、「イングヴァールのサガ」に謳われている東方遠征のヴァイキングの名前です。彼はおそらくこの男たちと似たようなコースを辿って(スカンジナヴィアから見た)東方への遠征を行い、遠方の地で死んだとされています。

彼と仲間たちの死を悼んだ身内によって建てられた多数の石碑が残されているため、サガに登場するイングヴァールとその仲間たちは実在した可能性が高いのですが、サガそのものは後世にストーリーが創られた部分が大きく、事実とはかけ離れているようです。ただしイングヴァールの生きていた時代はだいたいわかっていて、11世紀初め。今回見つかった船と乗組員たちの生きていた時代とはだいぶズレていることになります。

なのでイングヴァールはこの死者の中にはいないはずだけれど、彼に先んじる時代、すでに東方への進出を試みていた人々がいたというのは、特筆に値するのではないかと。


しかしそれにしても、完全に朽ちてしまっているとはいえ、よくこんなにキレイに船の形が残ってたよなあ、と。
写真みると、船の大きさ、形、その中に遺体が並べられた様子なんかが明瞭にわかるんですよね。

で、彼らの遺体がきれいに並べて埋葬されたってことは生き残りの仲間がいたはずで、彼は故郷に生きて帰れたんだろうかとか。

イングヴァールとその仲間たちの死を悼む石碑が故郷に残されているということは、生き残った誰かが故郷に帰り着いて彼らの死を伝えたからなんですよね。今回の船のことは、石碑として残ってはいないし、サガにもなっていない、ってことはあるいは…。

いやいや、きっと一人くらい戻れたよね。
それか、もしかしたら船の中でいちばん力が弱くて虐げられていた奴隷の少年が生き残るとか、そういうパターンかもしれん。で彼は異国で自由を得て、ここからもう一つの物語が始まる、とかそういう(ry


…うん、まあ、あれだ。
大昔の死体の写真見ながらニヤニヤしてるってのは、自分でも大概だと思います。ハイ。


***************************************

東方ヴァイキングのたどったルートとかは、こちら。
http://55096962.at.webry.info/200809/article_22.html

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

リガ湾の島から最古のヴァイキング船+乗組員発見。「最初のヴァイキングたち」 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる