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zoom RSS ジジイの戯言、女の言い訳。「キライなことば勢揃い」

<<   作成日時 : 2013/06/15 00:10   >>

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タイトルからしてアレな本である。タイトルから想像できるとおり、高尚ぶったジジィが言葉狩り(笑)のまね事みたいなのやってるクソつまらん本である。まずもって私にあう本ではない。なのになぜかウチの本棚のスキマから出てきた。

お言葉ですが…〈5〉キライなことば勢揃い (文春文庫)
文藝春秋
高島 俊男

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この本が家にあった理由はハッキリしている。
本のあるページにしおりが挟んであり、ご丁寧に付箋まで貼ってあったからだ。「ミイラの話」という、たった数ページのコラムである。以前のメモ的なエントリで、「ミイラとりがミイラになるってことわざは日本にしか無くねえ?」と書いた、

「ミイラ取りがミイラになる」って、日本にしか無くね?
http://55096962.at.webry.info/201007/article_27.html

それを調べているときにこの本を見つけて、「このことわざは江戸時代あたりに日本で作られた純国産のことわざである。」みたいなことが書かれていて、参考文献でも書いてあるのかと思ってとりあえず手にとった。だがロクに手がかりにもならず全くの買い損である。なにが「江戸自体から文献に見える」だ。ならその文献を書いとけよと。まったく気の利かないジジイである。


そう、著者はジイさんだ。
発刊当時で60歳くらいのようだから、今はたぶん70歳くらいだろう。全くいい年こいたジイさんだ。当然だろう。さも知ったかな顔をして「近頃の若いもんは言葉遣いがいかん」だの、時代に迎合するのをいたずらに拒んで「カタカナ言葉がわからない、あれは日本語としておかしい。」だの言い出すのは、酸いも甘いも噛み分けた人生の熟練者づらをした年寄りと相場は決まっている。そりゃあ今の世の中は高齢化社会である。道を歩けば、若者より年寄りに出くわす確率のほうが高い。世の中の大多数を占めるジィさんバァさんの意見が今や多数派である。

だからむやみに腹が立つ。多数だからっていきがってんじゃねぇぞ、この世は老い先短い連中のためにあるんじゃない。これからまだ長い道のりのある若いもんに道を譲れと。だいたいからして世の中を作っていくのは若いもんなのだから、いま作られている最中の世の中が年寄りにあわんのは当たり前ではないかと。なにが「手紙の時代は終わった」だ。そりゃジジィどもの時代が終わったってことだよと。物質資源を無駄遣いにする時代自体が終わろうとしてるんだよと。間伐材を使うにしろ、紙を作るのに木が必要なんだから、手紙の時代が終わるのは大変よろしい。限りある地球を大切に。年寄りもさっさと電子メールに移行すべきである。

語り口調からしていただけない。
知識人ぶったジイさんなら堅苦しい口調で「ーであるべき」とか書いとけばいいのに、さも自分は大衆むけの視点を持ってますよとばかりに「さぁここで、小生考えこんじゃった」とか書いてある。ゾっとする。語尾に「てへぺろ★」とでもつければ完全に若者言葉である。ジジィならジジィらしくすればいいのに、妙に可愛げを出そうとしているのが益々気に入らない。ていうかモーニングセットのコーヒーのおかわりをするかしないかなんぞで普通悩まない。とことん常識に欠けるジィさんである。おかわり自由かどうかくらいウェイトレスに聞けばわかるだろうっていう。つーかメニューに書いてあるだろう普通。いや、そんな細かいところが問題なのではなく、キライな言葉について不毛なひとりごとを延々述べる本のはずが、間にそんなホノボノ日記を入れるのは頭がおかしい。ブログでやれ。ここはあんたの日記帳じゃないんだ。

このように読んでいて至極いらいらしてくるくだらない本なので、決して興味本位で読もうなどとは思ってはいけない。頭のほうにある「ミイラの話」だけ読めばそれで事足りる。そもそもなんでこんな本が家にあるのか、まったくもって自分が理解できない。図書館で借りればそれでよかったのだ。日本語がどうなろうと知ったこっちゃないし、往々にして私がキライなのは言葉ではなく言葉を操る人間のほうである。単なる道具にすぎない言葉に罪があろうはずもない。使うやつがアホだと言葉もアホになる、それだけのことではないか、自明だ。

こんなクソじじいは、せいぜい長生きして、愛した日本語がさらに謎の変貌を遂げて周囲がキライな言葉だらけになるのを指をくわえて座視してやがればいいと思う。

久方ぶりに本を開いて、はじめて読んだときのイラっとした感じを思い出してしまったので、また本棚の隅に隠しておくことにしよう。ええ、古本屋に売り払うべきなんでしょうがね。シリーズまとめて古本屋に持っていくのも面倒だし重いので…。




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このブログまたは本体のサイトにやってきた初見の人は、かなりの高確率で書いている人をそれなりに高齢の男性だと思うらしい。ブログに使われている文体の診断では毎回「40代後半、男性」と出る。まあ自分もなんとなく自覚はしているのだが…

60代男性の文章と私の文章を並べると、なんちゅーか「本来は中の人が逆じゃね?」っていう、負けたようなすごく残念な気分になってくるっていう。うん、ただそんだけ。そんだけだよ…


チクショウ、俺はこんなジィさんにはなんねーぞ! 絶対にな!

#そもそも性別違います

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