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zoom RSS ナショジオ特集 「ジンバブエ 沈黙の果てに」

<<   作成日時 : 2013/05/07 00:10   >>

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ジンバブエといえば、日本のネット界では「xxすることに1億ジンバブエドル(賭ける)」みたいなネットスラングとして使われる国だけど、実際そこに住んでる人はそれどころじゃねえよっていう…話。

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 05月号 [雑誌]
日経ナショナルジオグラフィック社
2013-04-30

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この特集は、どうしてジンバブエが失敗国家となってしまったのか、現在ジンバブエがどうなっているのか、といった内容。ジンバブエはもともと英国の植民地だったが、1965年に白人政府が英国からの独立を宣言。と同時に黒人解放運動が盛んになり、白人政権の倒閣に成功するものの、黒人政府代表となったムガペが独裁を敷いたことで現在の状態に至る。

英国人の経営していた工場や鉱山が襲撃され、国内の産業が崩壊したこと。
独裁に反発する人々を暴力で抑えこんだこと。
汚職が蔓延し、国家がうまく機能しなくなってしまったこと…。

負のスパイラルに迷い込んだジンバブエのたどり着いた一つの先、それが、インフレ率796億%というジンバブエ・ドルの崩壊だった。


特集記事本体より、巻末の記者の声が生々しくてぞっとした。
「私が白人だから現地の人は安心して話をしてくれた(政府の人間ではないことがはっきりしているから)」「カメラをもってウロウロしているとすぐに秘密警察が飛んでくるのでインタビューは早朝にやった」「刑務所に一か月近くぶちこまれた挙句に国外退去になった」… そこまでしないと取材出来ない独裁の国。ヘタに行ったら殺されそうな。

外国人ですらそうなのである。
実際には、ムガペの政権に反発する国民が何万人も殺されているという。子供を失った親、親を失った子供、家をなくした人々、レイプ被害に遭った女性たち…。

遠い日本にいる我々は他人事のようにジンバブエ・ドルの0の多さをネタにして笑っているが、現地は生きるのに必死な状況なのだ。ネタだと思って笑っていたのが申し訳なく思えてくる。

ジンバブエに住む人々は今、「この惨状を世界に知ってもらいたい」と思っているという。語る言葉をなくすことが怖い。それとともに、現在の惨状を招いたのは自分たち自身だということも知っている。隣人同士で監視しあい、殺しあってきたのだから、と。



知ることが何の力になるのかはわからない、知って何かしてあげられるわけでもない。
それでも無意味ではないと信じて、自分が何か感じたということを、ここに記しておく。

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