現在位置を確認します。

アクセスカウンタ

zoom RSS エジプトさんの大統領選挙 ここまでの流れを超ザックリまとめ。

<<   作成日時 : 2012/06/19 00:10   >>

トラックバック 0 / コメント 0

首都カイロが喧騒に包まれた、エジプト騒乱から一年半、「なんかエジプトが盛り上がってるんだけどよーわからん」という人向けに、超ざっくりと流れをまとめてみる。


*騒乱前のエジプトさん

騒乱で失脚した大統領のムバラクさんは、前ナセル大統領が暗殺されてから大統領になり、その後、何十年も権力の座にあった人。「最後のファラオ」と言われるほどの権力を持ち、身内を登用・贔屓、独裁的政治で思想信条の締め付け、欧米よりの政治、資本主義重視etc…を展開していました。

しかしそれにより、政界の腐敗、高い失業率(特に若者)、資本主義社会化したことによる貧富の差の拡大(特に近年、食料が高騰)などなどの深刻な社会問題が引き起こされ、国民の不満が高まっていました。


*騒乱前年の冬

総選挙! 不満の高まっている国民は、与党引きずりおろす気でがんばって投票します。出口調査では与党は過半数を割る見込みでした… だがしかーし、開票してみたら与党が9割…だと…? なんというミラクル。国民激怒。得票数操作するなら民主主義とかもういらねーじゃん!


*騒乱の年

そして年が明けた2011年初頭、お近くのチュニジアで「アラブの春」につながる運動が勃発。
もはやまっとうな手段では現政権を打倒できないと思った若者たちが、我先に革命路線に転向。うちもやったるでえええ というわけで首都カイロの中心にぶわーっと人が集まりました。

年寄り「まーでもそんな事いっても、ムバラクさんのお陰でなんだかんだで国はむかしより豊かになったしなー」
年寄り「どうせすぐ鎮圧されて終わるんでしょ」
若者「ジジイどもはだめだ。ていうか、このままだとどっちみち俺らには未来がねえんだよおおおお」(モバイルでカチカチ)

政府軍「むかしながらの手段でカフェとかに張りこんでみたけど反政府集会は行われていない…って、インターネット上で集会やってやがるこいつら! ぐぬぬ…」

 ムバラク政権、インターネッツを遮断(カイロ博物館のサイトも落ちる)

世界「ちょ、なんかエジプト盛り上がってるんですけどww やばくね」
日本の旅行会社「うわああああ(絶叫)」


かくて世界が注目する「エジプト騒乱」が始まります。
この中でムバラクさんは失脚。幽閉生活へ。

しかし… 独裁者が長く居座った国では、反政府的な人はみんな潰されてて人材が居ないわけです…。
大統領以下、大臣をみんな追い出してみたけど、人手が足りなくて国政がまわんない。ということで何人かは呼び戻します。(ザヒ・ハワス博士も、いったん首にされての出戻り組)

大統領選挙は翌年と決められ、それまで軍が暫定政府を立てていました。


*2012年 大統領選挙

いろいろとすったもんだがありましたが、ようやく大統領選挙までこぎつけます。
しかしここで再び問題が。20人も出てきた立候補者のうち、有力候補を含む約半数が「立候補資格なし」として投票前から落選。エジプトさんの選挙ミラクルすぎる。
結局、残った候補で予選投票。誰も過半数の得票ではなかったため、上位二名による決選投票となります。

ここで残ったのが、


「穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団」推薦
ムハンマド・モルシ(60)

前政権時代最後の首相
アフマド・シャフィク(70)


…の、二名です。

●モルシさん→
穏健派とはいえイスラム原理主義。このままだとエジプトさんが一気に原理主義国になる? 少数派コプト教徒などが反発。欧米社会も嫌がっている。軍部と仲が悪い。

●シャフィクさん→
かつてのムバラク政権の側近。軍部と仲が良いがこの人が当選すると元の木阿弥になる可能性あり。変革を望む若者などが反発。

と、どちらも嫌われつつ、どちらがマシかを選択しなくてはならない状況でした。というか、どっち選んでもエジプトさんの未来にはさらなる試練が待ち受けているという。

まだ投票結果がどうなっているか正式に発表はされていませんが、投票結果次第でエジプトさんの歴史が動いちゃうわけです。ざっくりまとめると、だいたいこんな感じ。大統領選挙で大騒ぎしている理由が、分かりましたでしょうか。。。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

エジプトさんの大統領選挙 ここまでの流れを超ザックリまとめ。 現在位置を確認します。/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる